「空想」と「仮想」の違い・意味と使い方・使い分け

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空想は「現実とは違う状況を想像すること」。

現実味があまりないような状況を想像することを空想と言います。

仮想は「現実とは違う状況を想像すること。」

空想と意味自体はほぼ同じですが、基本的にこれから起きるかもしれないという、現実味が十分にありうることに関して想像することを言うので、そこが違いと言えるのです。

「空想」の意味

空想とは、現実とは違う状況を想像することですが、現実に起きることがあまり想像できない、または現実には存在しないと断言できる何か、を想像することです。

例えば、龍という生き物は現実には存在しないとされていますが、これは空想上の生き物という扱いです。

そういった感じで、現実離れをした想像のことを空想と言います。

「仮想」の意味

仮想とは、現実とは違う状況を想像することではあるものの、その中身に関して現実離れしているとは言い難い、現実的に十分に考えられる、これから起きる、発生する何か?に関して想像をすることなのです。

例えばこれから日本で大地震が起きると仮想をするというケースがありますけど、大地震に関してはいずれは起きるのではないか?と、多くにとって想像できる範囲でしょう。

「空想」と「仮想」の用法や用例

「世の中には空想上の生き物が結構多くいるよな。

こんな生き物がいたら現実はどうなってしまうんだろう?と思えるようなものが結構ある。

想像の中の存在だからこそ楽しめるのだろう。」

「今後、東京で大きな地震が発生すると仮想したうえで、被害がどれだけ出るのか?被害をできるだけ小さくするには何ができるのか?を考えていくべきだと思う。」

空想と仮想は現実味の有無の違い

空想というのは、現実的にまず起きない出来事や存在を想像することであり、現実味がないのでほぼ嘘と言えるようなもののことです。

しかし、仮想に関しては現実味がある出来事や存在を想像することなので、その想像した内容が実際に発生する可能性が十分に考えられるのです。

つまり、いずれそれが真実になる可能性を秘めたものと言えます。

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