「独学」と「自習」の違い・意味と使い方・使い分け

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独学は「特定の目標を達成するために、長期的に勉強などに取り組むこと」。

人に教わることなく、自分の力を使って長期的に勉強などをしていくことを意味しています。

自習は「特定のタイミングにおいて、自分だけで勉強をすること」。

基本的には長期的に行う予定はなく、特定のタイミングにおいて、たまたま1人で勉強する機会があったときに使います。

「独学」の意味

独学とは、長期にわたって勉強などを1人でやっていくことです。

受験勉強であれば塾や予備校などに通うことなく、勉強を誰からも教わることなく自力でやることを意味します。

しかも、受験勉強は1年間など長期的に行うものであり、そういった部分も独学という言葉の定義においては必要な要素となっているので、例えば1日だけなどの場合には独学ではないのです。

「自習」の意味

自習とは、自分1人で勉強をするという行為です。

その意味では独学との差はありませんが、自習はあくまでも単発であり、長期間行うものではありません。

したがって、例えば受験勉強をするために普段は予備校に通っている人は独学ではありませんが、あるタイミングにおいて自習をする機会というのはあるはずで、独学でない人も自習はできます。

「独学」と「自習」の用法や用例

「俺は大学受験は独学で乗り切った。

市販されている参考書を使って、それだけで志望大学に受かったんだ。」

「今日は予備校の授業がないけど、家で勉強する気も起きないから、予備校の自習室に行こう。

予備校の自習室は勉強する環境としてはかなり優れていて、集中しやすいんだよな。

昨日習った範囲を復習するために、今日は自習を1日中やる日にしたいなと思う。」

独学と自習は期間の違いが大きい

独学は長期的に行うもので、自習は特定のタイミングだけとか、単発で行うものです。

そういう意味では、自習の連続が独学という状況にもなっています。

独学と自習を見分けるポイントとしては、そういった期間の部分が特に分かりやすいはずです。

独学じゃない人も自習はしますし、独学は人によってはやったことないかもしれませんが、自習は多くが経験していると言えるはずです。

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