内回りは「環状線の中で、反時計回りに進行するような電車のこと」。

一般的には電車の進行方向を指す用語として使われており、外回りの電車と比較して内側を走るときに使用されます。

外回りは「環状線の中で、時計回りに進行するような電車のこと」。

こちらも同様に電車の進行方向を指す用語ですが、内回りの電車と比較して外側を走るときに使用されます。

「内回り」の意味

内回りとは、反時計回りに進む電車のことを指しています。

日本の電車の中には環状線という、1周回るようなコースを辿る路線が存在しています。

一般的には上り、下りという用語で進行方向を表すものの、環状線のタイプの場合にはこういった概念が使えないのです。

内回りの電車か?というのは、進行方向の部分で見分けることが可能となっています。

「外回り」の意味

外回りとは、時計回りに進む電車のことを指しています。

内回りと同様に、日本の電車における環状線の路線のケースで使う概念となっています。

外回りは内回りよりも外側を走るようなケースではあるものの、同じく進行方向で見分けることができます。

時計回りで進むという部分は実際に電車に乗っているときには分かりづらいですけど、円形になっている路線図を見れば確認しやすいと言えます。

「内回り」と外回りの用法や用例は

「山手線で渋谷駅から恵比寿駅に行きたいときには内回りを使うと良いよ。

たった1駅だから、すぐに着くはずだ。」

「この前山手線で品川駅から田町駅に行きたかったのに、間違えて外回りに乗ってしまったんだ。

環状線だから結局着くことはできたけど、内回りの電車に乗っていれば隣の駅だったから、そういう意味ではかなり無駄な時間を要してしまったんだ。」

内回りと外回りの概念は最初は分からない人が多い

内回りと外回りという違いは、普段から環状線を利用することが多い人であれば、自然に身に付いているものでしょう。

しかし、多くの人にとっては電車の進行方向は上り、下りというのが一般的です。

そうなると、例えば上京してきた人が山手線を利用するときに内回り、外回りという概念を目にすれば、かなり戸惑うことになるはずです。

環状線というタイプの路線は日本全国では珍しい方に該当しますから、そういう状況を生むのです。

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