「得意」は、よく品物を買ってくれる客です。

英語では「a customer」「a regular customer」で表されます。

「この店は芸術家のお得意が多い」は「This establishment enjoys the patronage of many artists. 」です。

「顧客」は、ひいきにしてくれる客です。

英語では「a customer」「a patron」「a client」で表されます。

「この店は主婦の顧客が多い」は「This shop is patronized mostly by housewives. 」です。

「常客」は、常に来る得意客です。

英語では「a customer」「a regular customer」「a familiar face」「a regular」で表されます。

「彼はうちの常客(常連)です」は「He is my regular customer. 」です。

「得意」の意味

「得意」は、以下のような意味です。

①自分の思い通りになって満足していることです。

②いかにも誇らしそうなことです。

③熟達して自信があることです。

④よく品物を買ってくれる客です。

いつも商売上の取引をしてくれる相手です。

「顧客」と同じ意味です。

   好色一代男(2)に「元来(もとより)商ひの得意ことさらにあしらひ」とあります。

以下のように使います。

彼はこの店のお得意だ お得意さん 

「顧客」の意味

「顧客」は、ひいきにしてくれる客です。

お得意の客です。

「こかく」ともいいます。

以下のように使います。

顧客名簿 顧客ニーズ 顧客志向 顧客満足度 

☆patron
名詞です。

「後援者・慈善事業などを支援する有名人」「ひいき客・顧客」という意味です。

「デパートの常連」は「the patrons of the department store」です。

「その彫刻家の講演者」は「a patron of the sculptor」です。

「常客」の意味

「常客」は、以下のような意味です。

①常に来る得意客です。

馴染みの客です。

「定連」と同じ意味です。

②いつも訪ねて来る客です。

以下のように使います。

彼はこの店のお常客だ 彼は常客だ

☆regular
原義は「規則的な」です。

名詞の意味は「常客・常連」「正規兵」「レギュラー選手」「レギュラーガソリン」「正社員」「正規の修道女」「標準サイズ」です。

「ここは彼女がいつも座る席です」は「This is her regular seat」です

「得意」は よく品物を買ってくれる客、「顧客」は ひいきにしてくれる客、「常客」は 常に来る得意客です。

「得意」「顧客」「常客」「常連」「馴染み」は、類語です。

「上得意」「常得意・じょうとくい」「上客」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「良く買ってくれたり、利用してくれたりする、事業主にとってありがたい客」です。

「得意」は多くの場合、「お得意」「お得意様」の形で使います。

客に対する感謝の意味を含みます。

書き言葉としてはあまり使いません。

「顧客」は、他の四語と異なり、一人一人の客を指して言う場合には用いません。

「顧客リスト」のように、ありがたい客を総称する場合に用います。

硬い言い方です。

「常客」「常連」は、「いつもその店に来る客」という意味です。

「常客」は、「常連」より親しみがこもる場合に用います。

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