装・ショウは「装の呉音のこと」。
「衣装」と言い換えると分かりやすい。
装・ソウは「装の漢音のこと」。
「正装」と言い換えると分かりやすい。
呉音「ショウ」は「装束(ショウゾク)、白装束(白装束)」など比較的古い言葉に使われ、漢音「ソウ」は「服装(フクソウ)、装備(ソウビ)、装飾(ソウショク)」など新しい言葉に使われています。
「装・ショウ」は呉音の発音のこと
「装・ショウ」は呉音です。
使用例は「衣装(イソウ)、装束(ショウゾク)、白装束(シロショウゾク)」などがあります。
比較的少ないと言えます。
「衣装」は「衣裳」と書くことが多いのですが「裳」は「装」と書き変えられることもあります。
また、「衣扁」の付く言葉は多く、「袋、裏、表、襞、裂、襲、裁、製、衰、褻」などがあります。
「装・ソウ」は漢音読みのこと
「装・ソウ」は漢音読みです。
使用例は多く「装飾、内装、外装、外壁塗装、改装、仮装行列、正装、変装、和装、洋装、偽装、扮装」などがあります。
また、「備え付ける」と言う意味では「装備品、装甲車、機械装置、装着」などがあり、その他、「軟包装、略装、装身具、装具、掛け軸の表装、武装解除、舗装道路」などの言葉があります。
「装」の訓読み、他
「装」の訓読みは「よそおう、よそう」です。
「装」を使ったことわざや言い回しは「馬子にも衣装、一髪二化粧三衣裳、装いを新たにする」などがあります。
「馬子にも衣装」は「どんな人も衣裳が立派なら立派に見えること」、「一髪二化粧三衣裳」は「女性が美しく見える要素のこと」、熟語には「理論武装、衣裳道楽」などがあります。
「装・ショウ」と「装・ソウ」とは
「装・ショウ」は呉音の発音のことです。
使用例はあまり多くなく「衣装、装束」などがあります。
漢音は「ソウ」で現代の言葉に多く使われます。
「装飾、内装、外装、外壁塗装、改装、仮装行列、正装、変装、和装、洋装、偽装、扮装」などがあります。
また、「装備品、装甲車、機械装置、装着」などがあり、その他、「包装、略装、装身具、装具、表装、武装、舗装」などの言葉があります。