片務的は「契約をする際に、一方の側だけが義務を負っている状況のこと」。
一方だけが何らかの義務を負うケースで使うので、それなりに不公平感があると言えます。
不平等は「平等ではないこと」。
何かと何かを比較したときに、平等ではないと感じられるケースであれば使えるので、使うことができる場面はかなり多くあると思われます。
「片務的」の意味
片務的とは、契約をする際に、一方の側だけが義務を負っている状況のことです。
通常ではそのような状況はあり得ませんが、絶対にないとは言えません。
契約の当事者のうち、一方だけに義務が課せられているというケースで使用するので、実際はほとんど使える場面はないかもしれません。
ただ、全くないわけではないと思われますが。
「不平等」の意味
不平等とは、平等ではないことです。
平等ではないという状況については、片務的と似ており、両者は意味において区別しづらいと言えるのではないかと思われます。
つまり、両者は同じようなシーンで使っていくことができるはずです。
しかし、一般的には不平等の方がメジャーな言い方になります。
片務的と比べると、かなり使われやすいです。
「片務的」と「不平等」の用法や用例
「片務的というのは、現実的にあり得るだろう。
かなり不公平に見える状況ではあるが、双方の力関係などが理由で、結果的にそうなってしまうケースはあるんだ。」
「不平等と感じられれば、どうしても納得がいかないと言えるだろう。
世の中には不平等と言えるようなケースはそれなりに多くあり、至るところで確認できるはずだ。」
片務的と不平等は意味はそこそこ近い
片務的と不平等は意味はそれなりに近いです。
明らかな意味の差はありません。
同じような場面で使うことができますから、そこはまず知っておきたい部分になります。
ただ、不平等と比べて、片務的という表現はあまり有名ではありません。
知っている人はいるものの、頻繁に使用されている言い方ではないので、そこは特に覚えておきましょう。