万感は「心の中で感じられる、いろいろな思いのこと」。
特定の感情ではなく、いろいろな感情が浮かんでくるようなときに使用する言葉であると言えます。
胸一杯は「悲しさ、嬉しさなどの感情で胸が満たされている状況のこと」。
複数の感情が胸の中にあるという部分については、万感の意味に似ていますし、そこは知っておきましょう。
「万感」の意味
万感とは、心の中で感じられる、いろいろな思いのことです。
複数の感情が同時に芽生えたと言えるようなケースで使っていく言葉になります。
したがって、このような言葉を使うことができるシーンはそんなに多くないです。
しかし、知名度はそこそこ高いでしょう。
万感の思いなどの言い方は、知っている人はかなり多いはずです。
「胸一杯」の意味
胸一杯とは、悲しさ、嬉しさなどの感情で胸が満たされている状況のことです。
複数の感情が存在しているケースで使うという意味では、万感の意味に近くなっています。
同じようなシチュエーションにおける使用が可能と言えるのではないかと思われます。
また、こちらも知名度はそこそこ高くなっており、知っている人はそれなりにいます。
「万感」と「胸一杯」の用法や用例
「第一志望の大学に受かった今となっては、万感の思いがある。
嬉しさもそうだが、ホッとした部分もあるし、これで受験が終わりという寂しさもちょっとはあるんだ。」
「人間はときにはいろいろな感情を同時に覚えることがあり、胸一杯と言えるケースもあるんだ。
人生の中ではそういう瞬間がたまにはあると言えるのではないかと思われる。」
万感と胸一杯は意味は似ている部分がある
万感と胸一杯は意味としては似ている箇所がちゃんとあります。
だから、意味では区別しづらいという言い方もできるでしょう。
これらの言い方は頻繁に使われているわけではありませんが、時々聞かれる状況であると言えます。
だから、見聞きするシーンはちゃんとあるでしょう。
自分でもたまに使用する状況があると言えるかもしれません。