判・ハンは「判の呉音、漢音のこと」。
「判決」と言い換えると分かりやすい。
判・バンは「判の慣用音のこと」。
「裁判」と言い換えると分かりやすい。
呉音と漢音に共通の音の「ハン」は良く使われます。
場合により「ン」で終わる言葉に続くときは「パン」となることがあります。
「審判(シンパン)」「談判(ダンパン)」などです。
また、慣用音「バン」は「裁判」「小判」などに使います。
「判・ハン」は呉音と漢音に共通の音
「判・ハン」は呉音と漢音に共通の音になります。
「判定は黒、公判維持、批判は甘んじて受ける、事実が判明、判決を言い渡す、判然としない事件、判断を誤る、判例に則る」などの使い方があります。
また、「パン」と使う場合は「印判(インパン)、血判(ケッパン)、審判(シンパン)、談判(ダンパン)」などがあります。
「判・バン」は慣用音
「判・バン」は慣用音になります。
慣用音は呉音や漢音、唐音、宋音などに属さないものとなり日本で使われる音です。
使用例は「大判(オオバン)、小判(コバン)、全判(ゼンバン)、A判(エーバン)、B判(ビーバン)、四六判(シロクバン)、菊判(キクバン)、B5判(ビーゴバン)、裁判(サイバン)」などがあります。
「判」の訓読み、その他
「判」の訓読みは「わかる、わける」です。
意味は「分ける、見分ける、分かる、明らかになる、裁く、ハンコ、昔の金貨、洋紙のサイズ」などがあります。
「判別、判明、裁判、判子、大判小判、A判、B判」などの言葉になります。
語源は「半+刀」で「切り分ける、裁く」となったものです。
特殊読みは「判官贔屓(ホウガンビイキ)」があります。
「判・ハン」と「判・バン」とは
「判・ハン」は呉音と漢音に共通する音のことです。
「判定、公判、批判、判明、判決、判然、判断を誤る、判例」などの言葉があります。
また、「印判(インパン)、血判(ケッパン)、審判(シンパン)、談判(ダンパン)」は「パン」と発音します。
「判・バン」は慣用音で「大判(オオバン)、小判(コバン)、全判(ゼンバン)、A判(エーバン)、B判(ビーバン)、裁判(サイバン)」などがあります。