余所耳は「余所にいながら聞くこと」。
つまり、ある程度距離が離れているようなケースで何かを聞いているときに使っていく言葉になります。
ややマイナーな言い方です。
余所見は「見るべき方向以外を見ていること」。
つまり、見ないといけない方を見ないで、別の方に注目してしまっているケースで使う言葉になると言えるのです。
「余所耳」の意味
余所耳とは、余所にいながら聞くことです。
距離がそれなりに離れている場面において、何かの話などを聞くケースで使っていく言葉になります。
それなりに耳がいい人に対して使っていく状況と言えるでしょう。
このような状況は現実的にあり得ますが、知名度が低い言い方になるので、そこは知っておくべきと言えると思われます。
「余所見」の意味
余所見とは、見るべき方向以外を見ていることです。
注目しないといけない方を見ていないで、関係ない方を見ていることはよくあるでしょう。
したがって、かなり使いやすい表現になります。
余所見はかなりメジャーな表現と言えるため、これを知らない人は少ないですし、かなり知名度が高い言い方であると評価できると思われます。
「余所耳」と「余所見」の用法や用例
「余所耳の状況になるケースはたまにある。
意図しないで、遠くにいる人たちの話が聞こえてくることがあるわけだ。
偶然そういう状況になってしまうケースはあり得ると言える。」
「余所見をすると、危ないケースがあるだろうから、極力そういう状況にならないようにしてほしい。
基本的には今自分がやっていることに集中すべきである。」
余所耳と余所見は意味で区別が可能
余所耳と余所見は表記は結構近いですけど、意味は異なっています。
だから、これらの表現は使用するシーンにおいても違いがあると言えるのです。
また、両者は使用頻度にも差があると言えるのではないかと思われます。
余所見はたびたび使用される言い方になるものの、余所耳は滅多に使用されない言い方になると評価できるでしょう。