「拝謁」は、高貴な人に面会することの謙譲語です。
英語では「an audience」で表されます。
「女王に拝謁を許された」は「He was granted an audience with Her Majesty. 」です。
「謁見」は、身分の高い人に会うことです。
英語では「拝謁」と同じく「an audience」で表されます。
「天皇陛下に謁見を賜った」は「He was granted an audience with the emperor. 」「He was received in audience by the emperor. 」です。
☆Majesty.
名詞です。
「威厳・権威」「陛下(敬称)・その配偶者」という意味です。
「女王陛下」は「Her Majesty the Queen」です。
「両陛下(呼びかける場合)」は「Your Majesties」です。
「拝謁」の意味
「拝謁」は、高貴な人に面会すること、身分の高い人に会うことの謙譲語です。
「お目見え」と同じ意味です。
以下のように使います。
国王に拝謁する 天皇陛下に拝謁する 拝謁を仰せ付けられる
☆謁の漢字
字義は「なふだ」「申す」「告げる」「まみえる」「請う・求める」「とりつぎ」です。
解字では、「言+曷」で構成されます。
「曷・かつ」の部分は「請い求める」を表します。
「曷・かつ」が疑問詞に用いられるようになって「言」の部分を付し「求める」を意味しました。
「謁見」の意味
「謁見」は、貴人または目上の人に面会することです。
身分の高い人に会うことです。
「お目通り」「お目見え」と同じ意味です。
以下のように使います。
旗本は将軍に謁見できる 国王に謁見する 謁見式 大統領に謁見する 謁見を賜る 謁見が許される
☆audience
原義は「聞くこと」です。
名詞です。
「聴衆・観衆」「信奉者」「謁見・引見」という意味です。
「王に拝謁する」は「have an audience with the king. 」「be grant an audience with the king」です。
「grant」は「許可する」という意味です。
関連語
「見参」は、古めかしい言葉です。
目下のものが目上の者に会うことです。
また、目上の者が目下の者に会うことにも使われます。
「見参に入る」のように使います。
「内謁」は、内々に謁見することです。
また、内々に謁見して頼みごとをすることです。
文章語です。
「貴賓に内謁する」「内謁を一切排する」のように使います。
「朝見」は、天皇に臣下や皇族が拝謁することです。
文章語です。
「朝見の儀」のように使います。
「拝謁」は 高貴な人に面会することの謙譲語、 「謁見」は 身分の高い人に会うことです。
「お目見え」「目通り」「拝謁」「謁見」は、類語です。
「見参」「内謁」「朝見」は、これらの言葉の関連語です。
共通する意味は「貴人や目上の人にお目にかかること」です。
「拝謁」は、天皇・君主などに面会することをいいます。
文章語です。
「謁見」は、多くの場合、会うために手続きを踏んで公的に会う場合を指します。
文章語です。