貧乏は「収入が低いなどの理由で生活が苦しいと感じている状態のこと」。
生き死ににかかわる状況ではないものの、人並みの生活を送るのが厳しいと言える状況なのです。
貧困は「収入が低いなどの理由で、生活がかなり苦しいと感じている状態のこと」。
生き死ににかかわる可能性が考えられ、人並みの生活は全く送ることができない状態と言えます。
「貧乏」の意味
貧乏というのは、収入が低いなどの理由で生活が苦しいと感じている状況です。
貧困と比べればまだその程度は軽いですけど、ギリギリの状態とか、食費などを切り詰めないといけないとか、苦悩を抱えている状態と言えます。
したがって、場合によっては生活保護を受給する必要性などが生まれてくると言えるので、生活に困窮していることが前提です。
「貧困」の意味
貧困というのは、生活苦のレベルが著しく高いという状況のことですが、厳密に言えば絶対的貧困と相対的貧困に分かれます。
絶対的貧困は日々の生活がままならない状態であり、こちらをイメージする人が多いです。
しかし、相対的貧困は可処分所得がそれぞれの国における中央値の半分を下回っている場合のことです。
それぞれやや意味は異なりますが、生活に困窮していて、そのレベルが著しくマズイ状況という点は共通しているのです。
「貧乏」と「貧困」の用法や用例
「うちの家は貧乏で、子供の頃から我慢を多く強いられてきた。
生活が成り立っていないわけではなかったが、贅沢ができる瞬間なんてほとんどなかったと思うよ。」
「日本でも貧困の定義に当てはまる家庭が増えてきた。
絶対的貧困に合致する過程はそれほど多くないにしても、相対的貧困に合致する過程はどんどん増加してきており、格差社会が浮き彫りになってきているな。」
貧乏と貧困は似ているが意味は違う
貧乏な家庭というのは少なからず存在しており、命の危機が訪れるレベルにはなっていない場合が多いです。
単に贅沢をする余裕がないとか、そういった意味合いが強いのです。
しかし、貧困に関しては絶対的貧困、相対的貧困にしろ、生活苦のレベルが非常に高く、今すぐに対応しないといけないレベルである可能性が高いと言えるのです。