「序列」と「順位」の違い・意味と使い方・使い分け

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序列というのは「何かしらの基準において順番に並べた状態のこと」。

順番に並べた状態全体のことを序列と言うのです。

順位は「序列として並べたときの特定の位置のこと」。

序列として並べた中で、特に何番目と限定したときに使うのが順位という言葉になります。

したがって、順位は全体というよりはその中の特定の部分ということになるのです。

「序列」の意味

序列というのは、分かりやすく言えばランキングということになります。

順番をつけて、上から数えていくような形になります。

何かしらの基準を使い、序列をつけるということになりますが、基本的には上から下にいくにつれて、優劣が明らかになるような状況となっており、序列を明らかにすることで、はっきりすることもあるということです。

「順位」の意味

順位というのは、序列をうけたうえでその中の何番目かという部分になります。

序列というのは、言い換えればランキングになるので、いろいろな順番を含めた全体ということになりますが、その中の一部の順番に関して順位という言い方をするのです。

たいていは1位、2位という表現になりますが、それぞれ1位や2位というのが順位に相当するということになります。

「序列」と「順位」の用法や用例

「大学の序列はどうなっているのか。

国立大学で言えば東京大学が特にトップにきて、その後に別の旧帝国大学が続いていく感じだろう。」

「今回の定期試験の学年の順位は10位か。

生徒の数が多い中で10番目に位置しているならば悪い方ではないだろうけど、学校全体の偏差値が低い中での10位ってのは微妙な感じで、あまり満足できないんだよな。」

序列と順位は全体か、部分的かの違い

序列というのはランキングそのものになるので、全体として見るものになります。

しかし、順位に関してはその中の一部分を抽出した概念と言え、部分的に見るものになるのです。

序列というのは1つあれば、1通りの見方しかできません。

しかし、順位は1つの序列の中から、1番目、2番目といった感じで、いくつも見るべきポイントがあるのが特徴と言えるのです。

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