実体験は「実際に経験すること」。
他人が経験した話を聞いたなどではなく、自分で特定の状況を経験したケースで使っていく表現になると言えます。
追体験は「他人がした体験を何らかの状況を通じて、自分も体験した気になること」。
実際に体験していないものの、それに近い感覚になっているケースで使う言葉になると言えるでしょう。
「実体験」の意味
実体験とは、実際に経験することです。
特定の経験を自分自身でしたと言えるケースで使っていく言葉になります。
人間はいろいろなことを実体験するものですから、頻繁に使用できる言い方になると言えるでしょう。
知名度もかなり高い状況なので、これを知らない人は少ないと思われます。
馴染みを感じやすい言い方になるはずです。
「追体験」の意味
追体験とは、他人がした体験を何らかの状況を通じて、自分も体験した気になることです。
自分が実際に体験したわけではないので、実体験とは意味は違います。
しかし、感覚としては自分が体験したような状況なので、その点に関しては似ているのです。
追体験という言葉もそれなりにメジャーですけど、実体験よりは使われにくいです。
「実体験」と「追体験」の用法や用例
「この本に書いてあることは、基本的には作者の実体験である。
したがって、実際に経験した状況を書いているわけだ。
そこを踏まえて読んでいくといいだろう。」
「追体験というのは不思議な感覚だ。
自分では経験していないはずの状況が、なぜか経験したような感じに思えてくるのだから。
他人の経験が自分の経験として捉えられるわけだ。」
実体験と追体験は微妙に意味が違う
実体験と追体験については意味は割と似ています。
どちらも自分が体験したような状況において使うのです。
でも、実体験は実際に自分が体験したシーンで使いますが、追体験は他人の体験を通じて、実際に自分が体験したと思えるようなシーンで使用するので、両者は微妙な違いがあるのです。
ここに関して特に覚えておきましょう。
