「胴」と「小手」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

「胴」は、体の中心部分です。

身体のうち、頭や手足を除いた中間の部分です。

英語では「the trunk」「the torso」で表されます。

「胴が長い」は「be long-waisted」です。

「胴を抜く」は「strike one’s opponent’s breastplate」「strike one’s opponent’s breastplate and follow through. 」です。

「小手」は、肘と手首の間です。

英語では「a forearm」で表されます。

「小手をかざす」は「shade one’s eyes with one’s hand」です。

「剣道で小手を取られた」は「I was struck on the forearm 」です。

「胴」の意味

「胴」は、以下のような意味です。

①身体のうち、頭や手足を除いた中間の部分です。

中に内蔵などがあります。

体の中心部分です。

②中央の部分です。

③昔の鎧や剣道の防具で、胸や腰をおおう部分です。

④剣道の技で、胸や腰に打ち込むことです。

以下のように使います。

胴が短く手が長い人 胴にベルトをしめる 三味線の胴を張り替える 面・胴・小手

「小手」の意味

「小手」は、以下のような意味です。

①肘と手首の間です。

「高手」の反対語です。

太平記(6)に「高手小手に禁(いましめて)六波羅へぞ渡しける」とあります。

②鎧の付属具です。

肩先から腕を覆うものです。

③「弓籠手」と同じ意味です。

④指先からひじ辺りまではめる剣道の道具です。

⑤剣道の手首と肘の間を打つ決まり手です。

以下のように使います。

小手をかざす 小手が利く

関連事項

☆高手
肘から肩までの間です。

「たかうで」ともいいます。

または、人を縛り上げる時の縄をかける部分をいいます。

浄瑠璃(五十年忌歌念仏)に「矢来のうちに土壇を構へ、高手を許し羽交いしめ」とあります。

☆高手小手
人を後ろ手にして肘を曲げ、首から縄をかけて厳重に縛り上げることです。

☆小手が利く
ちょっとしたことに器用であることです。

「胴」 は体の中心部分、 「小手」は 肘と手首の間です。

「面」「面ぽう」「胴」「小手」は、類語です。

共通する意味は「剣道で使う防具」です。

「面」と「面ぽう」は、顔や頭を覆うものです。

「面ぽう」は「面頬」とも書きます。

「面」は、野球などで顔を覆う防具などもいいます。

「胴」は、胸と腹部を覆うものです。

「小手」は、指先から肘あたりまで覆うものです。

「面」「胴」「小手」は、剣道のその部分に打ち込んだ時の決まり手を指します。

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