作文は「何かを伝えたい場合に、ある程度の秩序を持たせた文章を使って表現するもの。」
主に起承転結などの構成になることが多いですが、何らかの秩序立てた文章を使うことが特徴になります。
感想文は「自分の伝えたいことを感想として書いていくもの」。
感想を書けばいいということであるので、思ったことをそのまま書いていくというパターンが多いです。
「作文」の意味
作文というのは、何かしらの言いたいことを秩序立てて説明していく文章のことです。
言いたいことを結論のみをそのまま書くのではなく、序章になる部分などから少しずつ説明していき、最終的に結論に至るといった体裁になることが多いです。
文章の構成をきちんと考えたうえで書かないといけないところが作文の特徴と言えるでしょう。
「感想文」の意味
感想文というのは、特定の本を読んだり、出来事に対して自分が思ったことを書いていくものです。
したがって、全体の構成などは特に問われないことも多く、思ったものをそのまま書いていくスタイルになることも多いです。
感想のみを書くのが感想文になりますから、そこが作文とは違う、感想文ならではの部分になると言えるでしょう。
「作文」と「感想文」の用法や用例
「高校入試で作文を書かないといけないんだが、あらかじめ書き方を頭に入れておこうと思う。
ちゃんと秩序立てて書かないといけないからな。」
「夏休みの宿題で読書感想文が出たんだが、感想文というのは何とも面倒なものだよな。
思ったことをそのまま書いたとしても指定の次数埋まらないからな。
感想なら何でも良いのだから、些細なことでもなんでもとにかく書いていくか。」
作文と感想文は体裁の違い
作文というのは秩序立てて文章を書いていくものなので、構成が重要ということになります。
感想文においても構成を考えて、書いていく場合もありますが、感想文の場合にはそういった部分は必須ではないでしょう。
そういった部分において作文と感想文は異なるということが言えるのですが、同じようなものになってしまうケースもあります。