「豆腐」と「杏仁豆腐」の違い・意味と使い方・由来や例文

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豆腐は「大豆を原料とした食品のこと」。

「大豆加工食品」と言い換えると分かりやすい。

杏仁豆腐は「中華料理のデザートで杏仁を原料とした寒天菓子のこと」。

「寒天菓子」と言い換えると分かりやすい。

「豆腐」は大豆を原料にしたものですが、「杏仁豆腐」は寒天で固めて作られます。

どちらも白くて柔らかい触感のある食品です。

「豆腐」は大豆加工食品のこと

「豆腐」は大豆を煮てから搾り作られる豆乳を元ににがりで固めたものになります。

搾りカスを「おから」と言います。

古くから東南アジア諸国で作られていました。

凝固剤のにがりは数種類あり、塩化マグネシウムや塩化カルシウム、硫酸マグネシウムなどが使われます。

搾り汁の「豆乳」は健康食品として飲まれています。

「絹ごし豆腐」「木綿豆腐」などがあります。

「杏仁豆腐」は中華のデザート

「杏仁豆腐」の「杏仁」は杏の種の殻に入っている白い種のことです。

漢方では「杏仁(きょうにん)」と言います。

「杏仁」の粉に牛乳を入れ、寒天で固めて冷やしたものを言います。

大豆は使われませんが「豆腐」のような見た目と感触があります。

甘く味付けをして、杏の果実と共にデサートとして食します。

天心料理の一つになります。

「豆腐」と「杏仁豆腐」は同じ名前でも原料の異なるもの

「豆腐」の原料は大豆です。

「杏仁豆腐」の原料は杏仁の粉と寒天、牛乳、砂糖などです。

原料も製法も異なるのに、出来上がった姿は非常に似ています。

「豆腐」の触感は柔らかいことが特徴ですが、「杏仁豆腐」の方は柔らかさとやや硬さがありツルリとして触感があります。

味も「豆腐」は醤油を付けますが、「杏仁豆腐」は固める際に砂糖で味付けをしておきます。

「豆腐」と「杏仁豆腐」とは

「豆腐」は大豆が原料となる大豆加工食品です。

日本を始め中国や韓国、東南アジア各国で古くから作られている食品になります。

「豆腐」の搾りかすの「おから」や搾り汁の「豆乳」なども食品として利用されています。

「杏仁豆腐」は「豆腐」ではありませんが、「豆腐」のような色や触感を持つ中華のデザートで天心の一つです。

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