免は「ゆるすこと、まぬがれること、辞めさせること」。
「免許」と言い換えると分かりやすい。
許は「ゆるし受け入れること、咎めないこと」。
「許諾」と言い換えると分かりやすい。
「免」はゆるすこと以外にも他の意味が有る言葉です。
「免除」「免職」と言う熟語が有ります。
「許」は許す意味の強い言葉になります。
「人を許す」場合は「許」を使います。
「免」はゆるすこと、辞めさせることなど
「免」は「免許」のようにある資格の使用を許す意味がまずあります。
「免許皆伝」「免状」のように使います。
また、職を解く意味もあり「免職」「罷免」のように使います。
「免」は「母体から子供が出てくる様子」を表した漢字ですから、「生む」と言う意味もあります。
「分娩」と言う言葉もあります。
その他、「放免、免責、免税、免除、赦免」などがあります。
「許」は許して受け入れること
「許」は「ゆるす」と言うことです。
「許可申請」「許容範囲」「許諾請求」「特許出願」「允許状」「運転免許証」「許嫁」などの言葉があります。
「許」は「言に音符の午」と言う構成の漢字で「人の言うことを受け入れる」と言うことから「ゆるす」となったものです。
「許しを乞う」「許しがたい所業」「許してあげなさい」「許すも許さないも無い」などと使います。
「免」と「許」は「ゆるす」と読む
「免」は音が「メン、ベン、ブン」となり訓が「まぬかれる、ゆるす、やめる、うむ」となります。
「許」は音が「キョ、コ」、訓が「ゆるす、ばかり、もと」になります。
どちらにも共通している訓は「ゆるす」になります。
「免許」は二つの言葉を合わせた熟語で「特定の事柄を国がゆるすこと」と言う意味になります。
「運転免許」「原付免許」「大型免許」「医師免許」「免税」などの言葉があります。
「免」と「許」とは
「免」も「許」も「ゆるす」意味があります。
「免」は国が「ゆるす」もので「運転免許、医師免許、免税」などの言葉があります。
「許」は相手を「許す」ことで、「人を許す」「許可する」「親の許嫁」「そろそろ許してあげようか」「許しがたい」「許しを乞う」「もう、許さない」「いい加減許してあげなさい」などと使います。