放置は「放っておくこと、そのままにしておくこと」。
ある状態のものをその状態のまま置いておく、そのままにするという意味で使われる言葉になります。
安置は「丁寧に据えて置くこと」。
したがって、放置の意味とはちょっと違います。
こちらは特定の場所に何かを丁寧に置いておくという意味になると言えるのです。
放置と比べると使用頻度は低いでしょう。
「放置」の意味
放置とは、放っておくこと、そのままにしておくことです。
あえて干渉しない、何もしないでおくという意味の言葉になりますが、放置に関しては多くの人たちがやったことがあると言えるでしょう。
いろいろな機会で使えるので、馴染みは感じやすい面があると思われます。
知名度もかなり高い言葉ですから、知らない人はまずいないはずです。
「安置」の意味
安置とは、丁寧に据えて置くことです。
置いておくという部分は放置の意味に似ているものの、こちらは丁寧に置くという部分があるので、そこはポイントになるはずです。
安置に関しては知っている人は多いと思われますが、使う機会はかなり少ないでしょう。
したがって、使用頻度に関しては割と差があると評価できると思われます。
「放置」と「安置」の用法や用例
「夏休みの宿題に関しては今のところは何もやっていない。
したがって、放置している状況だ。
ただ、いずれはきちんと取り掛からないといけないと言えるだろうな。」
「出来上がった作品に関しては、とりあえず安置しておく。
そして、しばらくじっくりと眺めてみたいと思うんだ。
出来栄えを細かくチェックしていきたいからね。」
放置と安置は意味はかなり似ている
放置と安置に関しては意味はかなり似ている状況でしょう。
したがって、そういう部分で区別をすることは難しいと言える可能性があります。
でも、使用頻度については明らかな差があると言えます。
放置はそこそこ使用されるものの、安置はたまにしか使われないので、両者はそういう部分で見分けていくことができると言えるでしょう。