ウザイは「うっとうしいこと、わずらわしいこと」。
「面倒」と言い換えると分かりやすい。
ウザッたいは「うっとうしいこと、面倒くさいこと」。
「ウザい」と言い換えると分かりやすい。
「ウザい」も「ウザッたい」も若者言葉になります。
若者言葉は長ったらしい言葉を簡略化することや、感覚的な言葉に置き換えること、動詞化して簡略にすることなどで創られてきました。
「ウザい」は「有財餓鬼」のこと
「ウザい」は一説ではののしる言葉の「有財餓鬼」から来た言葉になります。
「うざいがき」は「餓鬼」の中でも食べ物がある「餓鬼」のことを意味します。
もともと仏教用語ですが、人をののしる言葉として使われていたのですが「餓鬼」だけが残り、子供の悪口に使われました。
ところが「有財」が「ウザい」と使われ「面倒」と言う意味になっています。
別の説では「気持ち悪い、いやな気分だ」と言う意味の八王子の方言があります。
「ウザッたい」も「ウザい」と同じ意味
「ウザッたい」は「ウザい」と言う動詞を形容詞として言った言葉です。
「面倒なこと、煩わしいこと、くどすぎること、細かいこと、口うるさいこと」などの意味になります。
「ウザッたいやつ」「ウザッたいこと」などと使います。
「ウザい」を「ウザイやつ」「ウザイこと」と形容詞として使ってもよいのですが、より強調したいので「ウザッたい」と言うと考えられます。
「ウザ」の語源
「ウザい」や「ウザッたい」の「ウザ」の語源は諸説あるようですが、「ウザい」は「ウザッたい」から派生した言葉であるようです。
「ウザ」とは江戸時代からある言葉で「虫がうごめく様子」のことを言い、「気持ちが悪い、不快だ」などの「ウザウザ」が元と考えられます。
八王子の方言でも「ウザい」はありました。
「ウザ」と言う語感も気持ちが悪い感じがよく出ています。
「ウザい」と「ウザッたい」とは
「ウザい」は「面倒なこと、うっとうしいこと、煩わしいこと」などの意味で使われている若者言葉の一つです。
「ウザッたい」と言う言葉が元々あったことから派生したと思われます。
「ウザ」は「うざうざ」と言う江戸時代から使われていた言葉ですから、現代でも若者はこれらの意味にピッタリと思って使われたのかも知れません。
または、八王子方言が広まったとも言われています。