精一杯は「物事に当たるときに、できる限りの力を尽くすこと」。
こういった意識でいるケースはかなり多いと思われるので、多くの人たちにとって馴染みを感じやすい表現になるでしょう。
手一杯は「できる限りという意味のこと、特定の仕事以外をこなす余裕がない状況のこと」。
精一杯と同じ意味もありますが、違う意味もあると言えます。
「精一杯」の意味
精一杯とは、物事に当たるときに、できる限りの力を尽くすことです。
やれるだけやるという意味であり、その人が持っている力を全部出すと言えるケースで使っていく表現になります。
かなり有名な言葉なので、知らない人はほとんどいないと思われます。
実際に使ったことがある人はかなり多いと言えるのではないかと思われます。
「手一杯」の意味
手一杯とは、できる限りという意味のこと、特定の仕事以外をこなす余裕がない状況のことです。
前者の意味は精一杯に近いと言えるでしょう。
でも、後者の意味もあるので、こちらについても覚えておいた方がいいと言えます。
手一杯の場合には、どちらかと言えば後者の意味の方が使われやすい傾向にあると評価できる可能性があります。
「精一杯」と「手一杯」の用法や用例
「自分に与えられた仕事は精一杯頑張るつもりだ。
しかし、常に自分や他人から見たときに満足できる結果を残すことができるとは言い難い面もあるだろう。」
「今は自分の仕事で手一杯という状況だ。
したがって、申し訳ないけど他人の仕事を手伝っている余裕は全くないと言えるだろう。
そのため、できれば他の人を当たってほしい。」
精一杯と手一杯は同じ意味を持っている
精一杯と手一杯については同じような意味があると言えます。
どちらもできる限りの力を尽くすといった意味があるので、そういった部分は共通しているのです。
でも、手一杯については特定の仕事以外をやっている余裕がないと言える場面でも使えるため、ここは理解しておきましょう。
つまり、両者は全く同じ意味ではないと評価できます。
