気に入るは「好みであると感じること」。
特定の存在が自分にとって好みであると言えるシーンで使います。
人に対してのみならず、ものに対しても使うことができます。
お気に召すは「好みであると感じること」。
意味は気に入ると一緒ですが、こちらは尊敬語なので、実際に使用するシーンは多くないですし、他人に対して使っていきます。
「気に入る」の意味
気に入るとは、好みであると感じることです。
自分にとって何らかのものが好みであると言えるときに使います。
人に対しても使えますし、ものに対しても使うことができるので、それなりに有名な表現であると評価できます。
気に入るという表現を使うかどうかは別として、気に入ると言える感情を覚える瞬間は日常的にあるはずです。
「お気に召す」の意味
お気に召すとは、好みであると感じることです。
意味は気に入ると変わりません。
しかし、お気に召すは尊敬語に当たる表現であるため、使用する場面はかなり少ないです。
また、他人に対して使っていく言葉と言えるので、そこはポイントになるでしょう。
他人に対して気に入ったかどうかを尋ねるような場面で使うケースが多いのです。
「気に入る」と「お気に召す」の用法や用例
「この作品は非常に気に入った。
今まで見てきたものの中でも特に面白いと感じたし、非常に印象に残るものだったと言える。
こういった作品にまた出会ってみたいものだ。」
「今回の料理に関してはお気に召したでしょうか。
この地域における郷土料理で、この辺の人たちは日常的に食べているものですが、お口に合えば幸いです。」
気に入るとお気に召すは意味は変わらない
気に入るとお気に召すに関してはどちらも好みであると言える場面で使う言葉です。
したがって、意味は変わらないですし、使用する場面も一緒であると評価できるでしょう。
しかし、お気に召すは尊敬語と言えるので、使用する場面はそれだけ限られる状況です。
だから、両者は使用頻度においては差があると評価できると思われます。