こじつけは「関係がないことを強引に関連付けること」。

「関連付け」と言い換えると分かりやすい。

屁理屈は「理に敵わないことも理があるように論じること」。

「無理」と言い換えると分かりやすい。

「こじつけ」は関係がない者同士を、あたかも関係があるかの様に別の理由を無理に持ってきて、強引に関連づけることを言います。

「屁理屈」は「理屈らしく聞こえること」です。

「こじつけ」は無理に関連づけること

「こじつけ」は、関係がないことでも、別のありそうな僅かなことを根拠に強引に関係づけることを言います。

「こじ」は「故事」のことで昔の「故事」に無理やり当て嵌めて関連づけたことから言われます。

良い例が「莫迦・モーハ」で、サンスクリット語由来の言葉にも拘わらず、中国の故事「鹿を指して馬と言う」に関連付けています。

「屁理屈」は理がない理屈のこと

「屁理屈」は道理の通らないこと、理のない理屈のようなものを言います。

例えば、自分の非を認めずに正当化するような言い訳をすることです。

「屁理屈をこねる」「屁理屈ばかり言う」はあたかも正当と思わせる言い訳をすることです。

「屁」は役に立たないものと言う例えで「屁理屈」は、まっとうな「理屈」ではないのです。

「屁理屈」は「こじつけ」と同じこと

「屁理屈をこねる」ことは「こじつける」ことになります。

筋が通らない訳ですから、「無理筋」「筋違い」ともいえる行為をすることです。

それが無理でないと思わせることが「屁理屈」のうまい人なのです。

「屁理屈」とは「昔から~と言いますよね」とか「故事でこういうものがありますから」などと人をうまくだますことを言います。

「こじつけ」と「屁理屈」とは

「こじつけ」は「故事付け」のことで、関係ない故事を持ち出して自分を正当化する行為を言います。

「屁理屈」も理屈にならない「屁」のような「理屈らしく聞こえるもの」のことを言います。

「屁理屈」は「こじつけ」と深い関係にある言葉です。

実際に「こじつけ」行為があるので「屁理屈」は成立しているのかも知れません。

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