士は「男のこと、資格を持つ人の呼称に使う言葉のこと」。

「博士」と言い換えると分かりやすい。

師は「人を指導する人、専門知識を持つ人、トップの人のこと」。

「看護師」と言い換えると分かりやすい。

どちらも資格を持つ人に付ける言葉になります。

決まった定義は無く、慣用的に付けられています。

また、専門的な職業にも付けられています。

「士」は男の意味

「士」は侍や軍人、紳士、志士など男の人に付けられていましたが、現代では一般的な言葉として使われています。

「学士・修士・博士・棋士・力士・弁士・楽士・文士・兵士」などがあります。

また、資格者の呼称で使われています。

「不動産鑑定士・弁理士・弁護士・保育士・栄養士・社会保険労務士・税理士・歯科技工士・司法書士・行政書士・理学療法士」などがあります。

「師」は先生や専門家のこと

「師」は「師匠・教師・師範・医師」などと言うように先生格の人に付けられます。

他にも「絵師・大師・導師・牧師・法師・猟師」などがあります。

資格者につれられる場合は「看護師・針きゅう師・薬剤師・美容師・保健師・助産師・診療放射線技師・調理師・調教師」などがあります。

また「手品師・奇術師」などとも使います。

「士」と「師」は資格ではどちらもあり

資格に付ける言葉として「士」や「師」は使われますが、どういうわけで付けられているのが判然としません。

女性の仕事であった「看護婦」が「看護師」となったのは「看護士」では男の印象が強いためと思われます。

「士」が付く資格は男性が多いとは限らず、「栄養士・保育士・棋士・楽士・学士・修士・博士」などは女性も多くいる資格です。

一概に定義は無く、適当と考えられた名前となっているようです。

「士」と「師」とは

「士」は男のことと語源でありますから、男性向きの職業に付けられることがあります。

「消防士・力士・志士・兵士」など。

「棋士・学士・文士」などの外、資格につくことも多い言葉です。

「不動産鑑定士・弁理士・弁護士・保育士・栄養士・社会保険労務士・税理士」など。

「師」は先生と言われる人に付きます。

「師範・師匠・医師・牧師・法師」など。

資格にも付き「薬剤師・美容師・看護師」などがあります。

変わった言葉では「いかさま師・手品師・そら師」など。

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