「下値」と「底値」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

下値は「相場において、現在値より低い値の領域のこと。」

「より低い値」と言い換えると分かりやすい。

底値は「相場において、一定期間を通した最低値のこと」。

「最低値」と言い換えると分かりやすい。

「下値」はより低い領域のことを言い、「底値」は特定できる最低値のことを言います。

「下値を這う」「底値引け」「前日の底値」などと使います。

「下値」は価値が下がること

「下値」になると現在値との差額分が損失となりますから、持ち分の価値が下がったことになります。

株式で言えば現在値1,000円の株価が900円になれば、2,000株の損失は200,000円となります。

為替の場合はドル円で言えば、現在値130円のドルが129円になれば、10,000通貨・1ロットの価値は1万円下がります。

ドルの価値が下がり、逆に円の価値は上がるのです。

円高ドル安と言います。

「底値」はある期間の最低値のこと

「底値」はある期間、例えば1日の取引時間内や、1か月間、1年間などの取引期間に発生した最低値を言います。

「底値」は「底」とも言い、下値圏での値動きのボトムのことです。

「底値」を知ることは難しいのですが、直近の「底値」が参考になります。

しかし、必ずしもその通りにはならないため、「底値」は結果としか言いようがありません。

「下値領域」の中の「底値」

「底値・最低値・底・ボトム」は「下値領域・下値圏」で発生をします。

相場は値動きが上がったり下がったりを繰り返しています。

下降トレンドが形成されると「下値追い」が始まり、「底・ボトムを付ける」まで続きます。

それがいつなのかは状況次第ということになります。

「底値・最低値」はそのようなときに発生をします。

「下値」と「底値」とは

「下値」は現在値より低い値のことです。

どこまでとは言えず「より低い領域」としか言えません。

「底値」は「より低い領域」の中で底・ボトムを付けた時に発生をする「その期間の最低値」のことです。

「底値」は直近の「底値・最低値」から予想は出来ても不確定なものですから、「高値」と同様に予想困難な結果でしかありません。

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