聞こえのいいは「とりあえずいいことのように聞こえること」。
とりあえずはいいことのように聞こえるものの、実際はそうとは言えない事柄に対して使っていきます。
耳障りのいいは「聞いているときに心地いい、好印象になれる状況であること」。
こちらはそのままの意味で使われることが多く、実際は望ましくないとか、そういう部分はあまりないです。
「聞こえのいい」の意味
聞こえのいいとは、とりあえずいいことのように聞こえることです。
とりあえずはそういう風に聞こえるものの、冷静になってみると、本当はそうではないのではないかと感じられるシーンで使う言葉です。
つまり、本当にいいことかに関しては別途きちんと考えていかないといけない面があると言えるので、そういったところがポイントになります。
「耳障りのいい」の意味
耳障りのいいとは、聞いているときに心地いい、好印象になれる状況であることです。
意味としては聞こえのいいに似ていますけど、全く同じ意味ではありません。
耳障りのいいに関しては、聞こえがいいだけではなく、実際に正しいことを言っているとか、素晴らしい状況であるなどの場面で使うのです。
したがって、そこに関して違いと言えます。
「聞こえのいい」と「耳障りのいい」の用法や用例
「その話は確かに聞こえのいい感じはするが、どうも怪しい感じがするな。
何か重大な部分を隠しているような、そんな雰囲気がどうしても感じられると言える。」
「この音色は非常に耳障りのいいものであり、かなり心地いい感じがする。
したがって、リラックスしたいときにはかなり向いていると思うし、また機会があれば聞いてみたいな。」
聞こえのいいと耳障りのいいは微妙に意味が違う
聞こえのいいと耳障りのいいに関しては、意味は割と似ています。
どちらも好ましい感覚になれる、好印象になれる聞こえ方という意味で使える言葉です。
そういう意味では両者は十分に共通点があると言えるのです。
しかし、聞こえのいいに関しては、実際は状況が異なっているという意味合いが含まれているので、そこで両者は区別ができるでしょう。