「緑」と「縁」の違い・意味と使い方・由来や例文

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緑は「緑色のこと」。

「新緑」と言い換えると分かりやすい。

縁は「ふちのこと、えんのこと」。

「縁談」と言い換えると分かりやすい。

「緑」と「縁」という漢字ほど紛らわしいものはありません。

「緑」は思い付いても「縁」が思い付かないということがあります。

現代はパソコンの時代ですから、容易には間違えませんがなんとも紛らわしい字なのです。

「緑」は「みどりの色のこと」

「緑」は「色のみどり」以外の意味はありません。

「緑」は色の中でも好まれる色であるため、熟語も多くあります。

「新緑の季節」「緑茶を飲む」「緑陰で一休み」「深緑も黄緑も良い」「常緑樹は落葉しない」「緑地公園がある」「緑化運動」「銅の錆は緑青」「緑風会」「緑内障と白内障」「緑野が続く」「山は緑林で覆われている」、そのほか「緑酒・緑肥・緑藻」などがあります。

「縁」は「ふちや人間関係のつながり」のこと

「縁」は「織物のヘリのこと、人のえんのこと」です。

熟語と用法は、「血縁関係にある」「宿縁だった」「奇縁ですね」、「縁側に座る」「縁台将棋」、「縁故採用だ」「縁日は5の付く日」「無縁仏」「復縁を迫る」「内縁の妻」「結婚の縁談話」「縁者を頼る」「縁は『えにし・ゆかり・ふち・ヘリ』などと読む」「縁起でもないこと」「縁は異なもの味なもの」などと使います。

「緑」と「縁」の成り立ちとは

「緑」は音符「?・ロク・リョク」と「糸」からなっていて「絹糸と緑の青竹の表面をはいだもの」から「緑の絹のこと・緑色のこと」を意味します。

旧字で使われている「?」の上部のカギ型は難しいので「ヨ」の形となったものと思われます。

「縁」は諸説あり「糸」と「太った豚の腹が垂れ下がっている様子」または「井戸の滑車から水が滴る様子」などがあります。

どちらも「垂れさがる・ふち」という意味になります。

「緑」と「縁」とは

「緑」は「みどりいろのこと」です。

「新緑・緑陰・緑地・深緑・緑風・緑内障・常緑」などの言葉があります。

「縁」は「ヘリ・ふち・人間の繋がり」などを意味します。

「縁側・縁台・血縁・地縁・縁者・縁談・縁日・無縁・縁起」などがあります。

「緑」と「縁」は大変に紛らわしい漢字となり、良く間違えることがあり、同じ字と思っている人もいるかも知れません。

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