「続く」と「繋がる・つながる」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

「続く」は、切れずにつながることです。

長く連なることです。

英語では「continue」「last」で表されます。

「ある状態・作用が継続する」という意味の場合「continue」です。

「もちこたえる」という意味の場合「last」です。

「会議は営々と続いた」は「The meeting continued interminably. 」「The meeting went on forever. 」です。

「繋がる・つながる」は、一続きになってとぎれることなく連なることです。

英語では以下のように表されます。

「この村は鉄道で町につながっている」は「This village is linked to the town by a railway. 」です。

「候補者の清潔なイメージが当選につながった」は「The candidate’s clean image let to his success in the election. 」です。

「続く」の意味

「続く」は、以下のような意味です。

①後に従うことです。

すぐ後に来ることです。

万葉集(5)に「取り続き追ひ来るものは」とあります。

②切れずにつながることです。

長く連なることです。

大鏡(序)に「この殿よりしていまの閑院大臣まで太政大臣十一人続き給へり」とあります。

以下のように使います。

年末に休みが続く 雨の日が続く 高山がいくつも続く
人手不足が続く 拍手が長く続く 事件が続く 前の人に続いて降りる

「繋がる・つながる」の意味

「繋がる・つながる」は、以下のような意味です。

①離れていたものが一続きになっていることです。

②一続きになってとぎれることなく連なることです。

③ある因果関係をもって結び付くことです。

④血筋が同じであることです。

血縁関係があることです。

以下のように使います。

電話がつながらない 不思議な縁でつながる
鉄道で町までつながっている 高山がいくつもつながる かろうじて首がつながる

<関連語>

「続ける」は、続くようにすることです。

「仕事を続ける」のように使います。

「続き」は、続いていることです。

また、その具合や部分を指します。

「この続きはまた明日」「文章の続きが悪い」「橋で本土と地続きになった」のように使います。

「繋がり」は、繋がることです。

また、関係を指します。

「打線につながりがある」「事件とのつながりを調べる」のように使います。

「続く」は 切れずにつながること、「繋がる・つながる」は 一続きになってとぎれることなく連なることです。

「続く」「繋がる・つながる」は、類語です。

「続ける」「続き」「繋がり」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「とぎれないで同じ状態が保たれること」です。

「続く」は、「時間的・空間的にとぎれないで存在する」という意味です。

また、「チャンピョンに続く実力の持ち主」のように、「次に位置する」という意味もあります。

「繋がる・つながる」は、「二つ以上のものが結びついている」という意味です。

「不断の努力がこの好記録につながった」「両者が裏でつながっているのは確かだ」のように、「目には見えない関係がある、原因になっている」という結び付きにもいいます。

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