「医」と「療」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

医は「病気を治すこと」。

「医者」と言い換えると分かりやすい。

療は「病気をいやすこと、治すこと」。

「」と言い換えると分かりやすい。

「医」も「療」も「病気を治すこと」という共通する意味を持つ漢字です。

どちらも病気に関係した言葉で、「医療」という言葉もあり日常的に使われます。

「医者・医院・医学・療養・療法」などと使います。

「医」は「醫」

「医」の旧字は「醫」と書き、「酉」という「薬酒」を意味する言葉が付いています。

「薬酒を使い病気を治す」という語源があり、もっぱら「医学界」では「医」を使います。

「医師は医学大学を卒業し国家試験に合格しなければならない」「主治医の先生」「女医は眼科や皮膚科になぜか多い」「医者の卵はインターン」「医は仁術と言う」などと使います。

「療」も「医」と同じ意味

「療」は良く使う割にははっきりした意味が分からないかも知れません。

「病気を治す」という意味は「医」と同じなのです。

合わせて「医療」と使います。

「医療機関は病院や医院、クリニックなどのこと」「長い療養生活を過ごす」「リハビリの療法」「治療法のない難病がある」「治療期間は入院です」「近所の診療所に定期的に通う」「療はいやすと読む」などと使います。

「医療」は病気治療に関わる活動のこと

「医療」は病気の治療を目的にした、様々な活動のことです。

国の基準では「介護」とは別とされています。

「医療機関は病気を治す目的の施設のこと」「救急医療は人工呼吸や心臓マッサージのこと」「緩和医療は末期患者の苦痛を取り除く治療のこと」「在宅医療は入院をせず、医師などが自宅を定期的に訪問して治療すること」などと使います。

「医」と「療」とは

「医」と「療」は同じ意味を持つ漢字です。

「医」が多用されていますが、「病気を治す」ことは同じです。

「医療」と使うことが多く、「療」単独ではあまり使われません。

「療養・療法」などと使いますが、「医者」を「療者・療師」とは言いません。

「治療」「療治」とはよく使います。

病気を治癒するために行う医療行為のことを言います。

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