「良」と「可」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

良は「悪くないこと」。

「良品」と言い換えると分かりやすい。

可は「不可でないこと」。

「可能」と言い換えると分かりやすい。

「良」と「可」はどちらも「よし」と読みます。

「良」は「良い悪い」の「よし」、「可」は「可か不可」の「よし」になります。

「良」と「可」を比較すると「良」が上位の評価に使われていますが、本来の意味は異なります。

「良」は悪くないこと

「良」は悪くにいこと、善であること、粗悪でないことなどです。

「良質の食事は健康の元」「善良な人は騙せない」「良品に交換してください」「悪貨は良貨を駆逐する」「良識を持って行動」「健康状態は良好です」「良縁に巡り合った」「良薬は口に苦し」「良家の子女」「良妻賢母をモットーとする学校」「良心が咎める」などと使います。

「可」は不可でないこと

「可」は不可でないこと、合格のこと、「べし」のこと、できることなどの意味を持ちます。

「通行が許可された」「法案は可決されました」「認可制度」「可能な限り」「不可逆的」「可塑性のある物質」「可笑しい」「可及的速やかに行ってください」「不燃ごみ、可燃ごみ」「可憐な少女」「可愛い子供」「可哀相な人」「可変装置」などと使います。

「良」は「可」より上の評価

「評価の段階は「秀・優・良・可・不可」が良く使われます。

「秀・優」は品評会では「賞」を貰えるもの、「良・可」は普通の出来栄え、「不可」は出品ができない程度の物などになります。

大学では「優・良・可・不可」が使われています。

良いものには「秀逸・優秀・優良」などの言葉が使われます。

「可」はランクというより「許可・不許可」ということで使われる言葉です。

「良」と「可」とは

「良」も「可」も「よし」ですから、何か似ている言葉になります。

「良」は「善・悪」「良・不良」「上質・粗悪」などの「良い方の意味」に使われる言葉です。

「可」は「許可・不許可、認可・不認可、可能・不可能、可逆的・不可逆的、可燃・不燃」などの「良い方の意味」に使われています。

「良いのか悪いのか」「出来るのか出来ないのか」の「良い・出来る」という意味です。

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