小論は「ある事柄について、簡略的に論点を絞ったうえで書いた短い論文のこと」。
短いという部分が特徴的な言葉です。
しかし、その判断は主観に頼らざるを得ないと評価できます。
詳論は「詳しい議論や論説のこと」。
特定の議論が行われているシーンで使うこともできますが、論説自体にも使えるので、そこはポイントになると評価できます。
「小論」の意味
小論とは、ある事柄について、簡略的に論点を絞ったうえで書いた短い論文のことです。
論点を絞っているので、結果的にコンパクトになっているようなケースで使っていくことが多いでしょう。
ボリューム的にはそんなに長くないため、気軽に読めてしまうようなサイズ感と言える可能性があります。
小論文という表現が特に有名です。
「詳論」の意味
詳論とは、詳しい議論や論説のことです。
議論に対して使える部分は意外かもしれないですから、覚えておいた方がいいです。
ただ、たいていのケースでは、詳しい論説という意味で使われることになるでしょう。
論説に関して、かなり内容が凝っている、丁寧に練られている、そんな状況において使用するのがこの言葉になるはずです。
「小論」と「詳論」の用法や用例
「この大学では小論文の試験がある。
通常の受験科目とは違うから、特別の対策をしないといけないんだ。
これがまた難しくて、なかなか慣れない状況なんだよね。」
「詳論を述べることができれば、それに関しては納得する人、賛同する人が多く出ると思う。
ただ、そういうあまりにも詳しい内容の論を唱えることは現実的に大変なんだけどね。」
小論と詳論は意味は異なっている
小論と詳論はなんとなく似ているものに感じるかもしれませんが、それぞれは意味が違います。
小論は論点を絞ったうえで、コンパクトにまとめた論文ですけど、詳論は内容が細かい、詳しい論説などの意味で使っていきます。
したがって、それぞれは意味において区別ができるので、このような部分はきちんと覚えておくといいでしょう。