しかめっ面は「不快感などにより、顔をしかめている状態のこと」。
たいていは何らかの苦痛を感じたときに、そのような表情になることが多いと言えるはずです。
渋面は「不愉快さを感じているときの顔つきのこと」。
要するに不快感なので、しかめっ面との意味の違いはほとんどないです。
でも、渋面の方がマイナーな言い方になります。
「しかめっ面」の意味
しかめっ面とは、不快感などにより、顔をしかめている状態のことです。
不快感が理由なので、いろいろなケースで使うことができますけど、多くの場合には肉体的苦痛を感じたシーンが多いです。
そういったときに思わずしかめっ面のような表情を無意識にしてしまうのです。
これは多くが知らないうちにやっている状況と評価できるでしょう。
「渋面」の意味
渋面とは、不愉快さを感じているときの顔つきのことです。
不愉快さを感じているシーンで使っていく表現になるので、しかめっ面と意味はそんなに変わらないと評価できます。
でも、渋面の場合には肉体的苦痛を感じているときにはそんなに使わないです。
精神的な苦痛を感じているときに使用するケースが多いのではないかと思われます。
「しかめっ面」と「渋面」の用法や用例
「足の指を机などにぶつけることがあるけど、そういうときには思わずしかめっ面をしてしまうな。
実際、結構痛いし、ちょっと我慢できない感覚になる場合もあるからね。」
「人は悪口などを言われると、どうしてもそれが表情に出る。
そのときの顔を渋面と言ったりするが、基本的に悪く言われて笑顔になる人はまずいないからな。」
しかめっ面と渋面は意味が似ている
しかめっ面と渋面はどちらも不快感を覚えるようなシーンで使っていく言葉になります。
したがって、使用シーンは割と似ていると言えるはずです。
ただ、しかめっ面は肉体的苦痛を感じているときに使うことが多いものの、渋面はどちらかと言えば単なる不快感であることが多く、そこに関して両者は違いを見出すことができると言えます。