「挫折」と「蹉跌」の違い・意味と使い方・由来や例文

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挫折は「手足の関節をくじくこと、転じて物事がうまくいかなくなること」。

「頓挫」と言い換えると分かりやすい。

蹉跌は「つまずくこと、転じて物事がうまくいかなくなること」。

「失敗」と言い換えると分かりやすい。

どちらの言葉も物事の中断や失敗のことで、立ちいかなくなることを意味する言葉です。

ほとんど同じに使えますが、原因の「くじく」と「つまずく」の違いはあります。

「挫折」はくじくこと

「挫折」は「くじき折れること」です。

て手足の関節をくじいてしまうことから、物事に失敗して、中断することです。

「試合に敗れ、挫折感を味わう」「計画は地震という思わぬことで挫折してしまった」「やる気が失せて挫折することはやらないようにしたい」「挫折を繰り返して新発見は達成された」「誰にでも人生には一度や二度の挫折はあるものだなどと」使います。

「蹉跌」は「つまずく」こと

「蹉跌」はどちらの漢字もつまずくという意味があります。

「さてつ」と読み、小説に「青春の蹉跌」というタイトルがあります。

「蹉跌」つまずきですから人為的「失敗」の意味あいが強い言葉です。

若いころの「蹉跌」は誰にでも経験があるもので、人はそれを糧にして前に進むのです。

日常的には使わない言葉ですが、文章言葉なのかもしれません。

会話では「失敗、挫折」などを使います。

「挫折」は外部要因、「蹉跌」は内部要因

「挫折」は主に自然災害や病気、不測事故などどちらかと言えば外部要因で、やる気が損なわれることです。

「蹉跌」は失敗や失恋など人為的な原因でやる気がなくなることです。

どちらにしましても、やる気がなくなり物事は中断し前に進むことができません。

物理的または精神的な障碍なので、それらがなくなればまた、前へ進むことができます。

「挫折」と「蹉跌」とは

「挫折」は「くじくこと」の意味で物事に行き詰まることを意味します。

「蹉跌」はつまずくことの意味で、人為的な失敗をすることです。

どちらも物事が頓挫することや落ち込むことで停滞することになるのですが、原因がなくなれば前に進むことができます。

会話では「挫折、失敗」などの言葉を使い「蹉跌」は文章言葉になります。

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