「居直る」と「居座る」の違い・意味と使い方・由来や例文

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居直るは「下手の人が急に態度を強気にすること」「豹変」と言い換えると分かりやすい。

居座るは「すぐに帰らずに意図的に留まること」。

「留まる」と言い換えると分かりやすい。

「居直り」は態度が変わることです。

「開き直る」と意味が同じで、劣勢な様子から急に態度が大きくなることです。

「居座り」は意図的にその場所から移動しないことです。

「居直り」は態度を変えること

「居直り」は態度を急に変えて「開き直る」ことです。

例えば悪いことをしたのではないかと問い詰められた場合、違うと申し開きをしていたのに証拠を突き付けられたとたんに態度を豹変させ、開き直ることです。

「ばれちゃ仕方がない」とばかりに態度が大きくなることです。

「居直り強盗」という言葉もあります。

そっと盗みに入った泥棒が、家のものに見つかり強盗に豹変することを言います。

「居座り」は移動しないこと

「居座り」は「帰って」と言っても意図的に移動をしないでそこに留まることです。

押し売りや強引な売りこみ、勧誘などで訪問した者が、迷惑だから帰ってと言っても、その場を意図的に動かずにしつこく留まる行為を言います。

最初、甘い態度を見せたため、付け入られ「居座る」ことをするのです。

とにかく家に上げないこと、玄関にも入れないことが大事なのです。

「居直り」は開き直りのこと、「居座り」は移動しないこと

「居直り・いなおり」は「座り直すこと」が原義ですが、「態度を変えること、開き直ること」という意味になりました。

「居座る・いすわる」は「そこに留まること」が原義ですが「意図的に留まること」という意味になりました。

「なんだ、今度は急に居直りか」「居直り強盗になった」「いつまで居座るつもりだ」などと使います。

「居直り」と「居座り」とは

「居直り」は状況が変わると、急に態度を変えて大きな態度や開き直りをすることです。

自分に不利になったため、逃げられないと諦め開き直りをするものです。

「居直り強盗」という言葉もあります。

「居座り」は押し売りやしつこい勧誘などで、なかなか帰らないことを言います。

また、辞めると言いながら地位にしがみついている態度のことも言います。

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