「異教」と「邪教」の違い・意味と使い方・由来や例文

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異教は「自分たちが信じている宗教以外の宗教のこと」。

要するに自分たちが信じていない宗教という言い方ができ、ネガティブな意味合いで使われることが多いです。

邪教は「誤った教義を持ち、世に害毒を流す宗教のこと」。

基本的には特定の宗教を嫌っている、悪く思っている人が使う言葉であり、悪口の一種という言い方ができます。

「異教」の意味

異教とは、自分たちが信じている宗教以外の宗教のことです。

宗教を信じている人たちを対象にする言葉であり、そもそも宗教を信じていない人についてはこの言葉を使う機会はまずありません。

自分が信じている宗教以外はすべて異教になりますから、非常に分かりやすい表現です。

でも、具体的にどの宗教が異教になるかはケースバイケースです。

「邪教」の意味

邪教とは、誤った教義を持ち、世に害毒を流す宗教のことです。

こちらも宗教を信じている人を対象にした言葉であると言えるでしょう。

そして、基本的に自分が信じている宗教は邪教とは扱わないので、邪教と言えるのはやはり自分が信じている宗教以外ということになり、異教に近い意味と評価できるのです。

でも、邪教という表現を使用することはほとんどないと言えますが。

「異教」と「邪教」の用法や用例

「特定の宗教を信じている人たちからすれば、異教はどうも受け入れがたいと言えるだろう。

特定の宗教だけに完全に気持ちが入れ込んでいる状況だろうからね。」

「1つの宗教を完全に信じている場合、それ以外の宗教はどうしても邪教という感覚になりやすいのではないか。

正しい、間違っているという区別をしたがるんだと思う。」

異教と邪教は扱いが少し違う

異教と邪教に関しては、ともに自分たちが信じている宗教以外の宗教を指す言葉です。

しかし、異教は単に信じていない宗教という意味になりますけど、邪教は世の中にとって害となるような宗教という意味で使用していきます。

したがって、両者は扱いが微妙に異なっている状況と評価できるので、そこは特に覚えておいた方がいいです。

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