「軒並み」と「家並み」の違い・意味と使い方・由来や例文

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軒並みは「ある家と別の家が非常に近く接している状況のこと、どれもこれもという状況のこと」。

どちらかと言えば、後者の意味で使われやすい表現になります。

何もかもといった意味が有名です。

家並みは「よその家と同じくらいであること、普通であること」。

軒並みと同じような表現に見えるものの、意味はちょっと違っている状況です。

「軒並み」の意味

軒並みとは、ある家と別の家が非常に近く接している状況のこと、どれもこれもという状況のことです。

前者の意味で使われることはほとんどなく、たいていは後者の意味になると言えるでしょう。

多くのものをまとめて扱うとき、多くのものが特定の状況に該当しているときに軒並みという表現をよく使うので、そこに関して覚えておいてほしいです。

「家並み」の意味

家並みとは、よその家と同じくらいであること、普通であることです。

軒並みと表現は似ていますが、意味は違っています。

他の家と比べて並程度と言えるようなシーンで使っていくので、軒並みとは使用する場面は異なっていると評価できるでしょう。

いわゆる普通に該当するシーンが代表と言えるため、そこは特に覚えておく必要があります。

「軒並み」と「家並み」の用法や用例

「この学校の生徒は軒並み素晴らしい実績を残すな。

有名大学に合格している率が非常に高い。

やはり偏差値が高いからこそ、いい生徒が多く集まってくると言えるのだろうな。」

「この子の成績はまさに家並みと言える状況であり、特に悪くはないが、よくもないと言える状況で、パッとしないな印象なんだよな。

できれば少しでも上向いてほしいけど。」

軒並みと家並みは意味が異なっている

軒並みと家並みは同じような意味の言葉に見えるかもしれません。

しかし、実際は意味が異なっている状況です。

軒並みは基本的にはどれもこれもという意味で使い、多くが同じような傾向を示している際に使用する言葉です。

でも、家並みは特定のものが世間一般のレベルである状況、他の家と同じ程度であるシーンで使っていくので、そういう違いがあるのです。

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