夜雨対牀は「夜の雨の音を聞きながら、2人でベッドを並べて寝る状況のこと」。
このような意味から、親友や兄弟がいかに仲がいいかという部分を表す言葉となっているのです。
対牀風雪は「吹雪が吹いている中においても、友人と一晩中語り明かすこと」。
要するに、非常に仲がいい状況を表す言葉であり、友人との仲の深さを示すという意味では、夜雨対牀に近い意味となっているのです。
「夜雨対牀」の意味
夜雨対牀とは、夜の雨の音を聞きながら、2人でベッドを並べて寝る状況のことです。
こういう状況が観察されるということはかなり仲がいい状況と言えるでしょう。
したがって、親友や兄弟において仲が深まっているケースで使っていく言葉になります。
実際に使うことができるシーンは多くありそうですけど、言葉自体があまり有名ではないので、知っている人がどれだけいるかは微妙です。
「対牀風雪」の意味
対牀風雪とは、吹雪が吹いている中においても、友人と一晩中語り明かすことです。
したがって、こちらも特定の人たちの仲が非常にいい状況を表す言葉となっているのです。
そのため、意味の違いはほとんどないと言えるでしょう。
シチュエーションが異なっているだけであり、区別できる部分はあまりないと言える状況なので、そこに関しては頭に入れておいた方がいいと思われます。
「夜雨対牀」と「対牀風雪」の用法や用例
「兄弟はやはり夜雨対牀のような状況が理想だろうな。
そういった状況にあれば、非常に仲良く毎日を過ごすことができるわけだし、平穏なままと言えるだろう。」
「あの2人は本当に仲がいいな。
喧嘩している姿なんて全く想像がつかないよ。
まるで対牀風雪のような状況だし、この先もずっとこんな関係が続いていくのだろうか。」
夜雨対牀と対牀風雪はシチュエーションが異なっている
夜雨対牀と対牀風雪はともに友人や兄弟などの仲がいい状況を表す言葉となっています。
ただ、両者に関してはシチュエーションが異なっているのです。
夜雨対牀は夜に雨音がしているシーンで使いますけど、対牀風雪は吹雪が吹いている中で使っていく言葉となっています。
したがって、両者はそういう部分で区別ができると言えるのです。