「有名無実」と「名存実亡」の違い・意味と使い方・由来や例文

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有名無実は「名ばかりあって、それに実質が伴わない状況であること」。

名前はしっかりしているように見えるものの、その中身は大したことないというケースで使っていく言葉です。

名存実亡は「名前だけが残って、実質がなくなること」。

こういうケースはあまり多くありません。

世間では名前はたまに聞かれるものの、その存在自体はもう見られないという場合に使う言葉ですから。

「有名無実」の意味

有名無実とは、名ばかりあって、それに実質が伴わない状況であることです。

名前はしっかりとしているが、その名前と比べて中身が大したことないと言えるシーンで使います。

そのため、名前と中身を比較したときには、多くの人たちはガッカリとする可能性が高いでしょう。

有名無実はかなり有名な言葉ですから、知らない人はほとんどいないはずです。

「名存実亡」の意味

名存実亡とは、名前だけが残って、実質がなくなることです。

世の中において、名前は存在しているものの、実体と言える部分はなくなってしまう状況です。

こういったケースは一応存在すると言えるでしょう。

特定のもの自体はもう見られない状況であっても、その名前はたまに聞かれるというケースです。

したがって、使用する機会はどこかであると言えます。

「有名無実」と「名存実亡」の用法や用例

「有名無実な人は世の中にいる。

この人ってすごい人なんだろうと思って親しくなってみたら、意外とそうでもないケースというのは、今まで何度もあったからな。」

「かつて世界で有名になった偉人などは完全に名存実亡の状態だ。

いまだに名前は聞かれるけど、姿はもうこの世には存在しないわけだからな。

でも、有名だからこそ今でも名前は聞かれるんだ。」

有名無実と名存実亡はちょっと意味が違う

有名無実と名存実亡に関しては、意味が異なっている状況であると評価できます。

有名無実は名前だけが先行して、中身が伴っていない状況に対して使いますが、名存実亡は名前だけが残って、実質と言える部分はすでになくなっているケースで使っていきます。

したがって、似たような部分はあるものの、意味は違うというのが実情です。

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