「おかゆ」と「雑炊」と「おじや」と「リゾット」の違い・意味と使い方・使い分け

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おかゆは米から水分を多くして炊いた味の付けられていない料理で、雑炊は炊いたご飯に具材や出汁を加え、調味料で味付けしたもの。

おじやは雑炊とほとんど同じものですが、雑炊はご飯を洗ってから作られるのに対し、おじやは洗わず作るものと言われています。

リゾットはイタリアの料理で、米を炒めたのち白ワインや出汁で炊き上げたもの。

おかゆの特徴

おかゆは、ご飯を炊く時と同じように米から炊いたもので、ご飯よりも水を多めに入れます。

米の他に、麦や粟、そばなどの穀物または豆類を炊くものもあり、サツマイモや山芋で作られた芋粥や、水ではなくお茶で炊く茶粥もあります。

基本的には具は入っておらず、味もつけられていません。

消化が良く、病中病後の食事や離乳食に用いられることが多いです。

雑炊の特徴

雑炊は、一度炊き上げたご飯に野菜やキノコ類、肉類、魚介類などの具材や出汁を加え、醤油や塩などの調味料で味を付けて再度煮込んだ日本料理を指し、カニ鍋やフグ鍋、とり鍋など、鍋の後に残った出汁の効いた残り汁を利用して締め料理として食されたり、消化が良く、栄養のある具材を入れることもできることから、病中病後の食事に用いられることもよくあります。

おじやの特徴

おじやは、調理している時の音が「じやじや」という擬音で表現されることから、「じや」に「お」を付けたもの。

作り方は雑炊と同様で、基本的には同じものですが、雑炊がご飯のぬめりを取るため一度洗ったものであるのに対し、洗わず粘り気を残したものがおじやであると言われています。

しかし、おじやと雑炊の区別の仕方にはっきりとした基準はありません。

リゾットの特徴

リゾットはイタリアの米料理の一種で、米を洗わずに玉ねぎと共にオリーブオイルやバターを用いて炒めたのち、白ワインや出汁を加えてあまりかき混ぜずに煮込み、水分がなくなったら追加して、米がアルデンテの状態になるまで炊き上げたものを言います。

魚介類や肉類、キノコ類、野菜などの具材を加えたり、仕上げにチーズを入れることもよくあります。

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