「盛者必衰」と「生者必滅」の違い・意味と使い方・由来や例文

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盛者必衰は「どんなに勢いが盛んな者であっても、最後は必ず衰えること」。

これは自然法則のようなものであり、基本的には例外なくそういった状況を辿るとされているのです。

生者必滅は「生命がある存在に関しては、必ず死ぬときが来ること」。

したがって、生者必滅に関しては多くが当たり前に知っている常識を四字熟語にしたケースと評価できます。

「盛者必衰」の意味

盛者必衰とは、どんなに勢いが盛んな者であっても、最後は必ず衰えることです。

勢いが盛んな状況があっても、それが永遠に続くことはまずありえず、次第に衰えていってしまうというのが常識であり、それに関して表した言葉です。

かなり有名な表現でありますから、これを知らない人はあまりいないでしょうし、多くの人は聞いたことがあるはずです。

「生者必滅」の意味

生者必滅とは、生命がある存在に関しては、必ず死ぬときが来ることです。

生きているものは絶対に死ぬということで、ある意味人間であればだれもが知っている事実を四字熟語にしているのです。

ただ、そういった部分を普段の生活の中で意識することは少ないため、こういった表現を日常的に使用することはかなり少ないでしょうし、馴染みは感じづらいと思われます。

「盛者必衰」と「生者必滅」の用法や用例

「世の中は常に盛者必衰だ。

常に勢いがあるものなんて存在しない。

その勢いはどこかで沈んでしまうのが普通だ。

だから、成功と失敗を繰り返すことになるんだよね。」

「この世では生命があるものは必ずいつか滅ぶ。

これは避けられない運命なんだ。

したがって、私たちも最終的には滅んでしまう状況を迎えるということなんだね。」

盛者必衰と生者必滅は意味がちょっと違う

盛者必衰と生者必滅は表現としては似ている面がありますけど、意味は異なっていると評価できるでしょう。

盛者必衰は勢いが盛んになったり、衰えたりする状況を示していますが、生者必滅は生きている存在は必ず死ぬということなので、その点において意味の違いが確認できます。

それぞれは使用する場面に大きな違いがあるということです。

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