悪口雑言は「とにかくいろいろな悪口を言うこと、罵ること」。
悪口を言うという意味であり、その悪口がとにかく多く出てくるような状況で使っていきます。
口喧嘩などをしているシーンにぴったりの言葉と言えるかもしれません。
罵詈雑言は「相手に向かって、悪口の限りを尽くすこと」。
悪口をとにかく言いまくるという意味の言葉です。
悪口雑言と比べると有名な表現と言えます。
「悪口雑言」の意味
悪口雑言とは、とにかくいろいろな悪口を言うこと、罵ることです。
相手に対していろいろな種類の悪口をどんどんぶつけていくという意味の言葉で、相手からすれば精神的なダメージを受けやすいかもしれません。
多種類の悪口を使うという点がポイントなので、こういった言葉を実際に使う機会と言うのはそれほど多くないと言えます。
「罵詈雑言」の意味
罵詈雑言とは、相手に向かって、悪口の限りを尽くすことです。
こちらも結局は悪口をどんどん言い放つような意味の言葉であり、悪口雑言に似た意味の言葉という言い方ができるでしょう。
でも、罵詈雑言の場合には悪口を言い続けるという意味と言え、多種類の悪口を言い放つという意味ではないので、そこで悪口雑言との区別ができるはずです。
「悪口雑言」と「罵詈雑言」の用法や用例
「あの人はよくもまああんなにいろいろな悪口が思いつくものだ。
悪口雑言という言葉がぴったりなほど、いろいろな種類の悪口が出てきて、驚いてしまったよ。」
「人間は本当に怒ると、罵詈雑言を言い放ってくるよね。
悪口をいつまでも言い続けるような状況となり、その終わりが見えないような状況になるから、言われている方としては困るんだ。」
悪口雑言と罵詈雑言は意味がちょっと違う
悪口雑言と罵詈雑言は言葉として似ていますし、意味も似ています。
でも、意味は全く同じではありません。
悪口雑言は悪口の種類が多い状況ですけど、罵詈雑言は悪口をずっと言っている、時間が長いといった意味なので、そういう部分で区別をしていくといいです。
でも、罵詈雑言は有名ですけど、悪口雑言は知らない人も結構いそうです。