「悪事千里を走る」と「開いた口には戸は立たぬ」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

悪事千里を走るは「悪い評判などは千里ほど遠く離れているところであっても、知れ渡ってしまう状況のこと」。

どれだけ離れていても、悪い評判だけは距離に関係なく伝わっていくという戒めの言葉です。

開いた口には戸は立たぬは「悪い噂が世間に広まることに関しては、どうあがいても防ぎようがないこと」。

悪事千里を走ると同じような意味の言葉と言え、似たような場面で使うことができるでしょう。

「悪事千里を走る」の意味

悪事千里を走るとは、悪い評判などは千里ほど遠く離れているところであっても、知れ渡ってしまう状況のことです。

したがって、悪さをしたときには世の中の多くの人たちがその事実を知ってしまうという状況となるわけで、悪さをすることに対する戒めの意味が込められた言葉であると言えます。

現実においてあり得る状況でしょう。

「開いた口には戸は立たぬ」の意味

開いた口には戸は立たぬとは、悪い噂が世間に広まることに関しては、どうあがいても防ぎようがないことです。

こちらも悪い評判などが世間に広まってしまうという意味の言葉ですけど、これに関しては戒めというよりは、防ぐことが難しいという諦めのニュアンスが込められています。

意味は悪事千里を走るに近いですけど、微妙に違いがあるということです。

「悪事千里を走る」と「開いた口には戸は立たぬ」の用法や用例

「悪事千里を走るとはよく言ったもので、現実にそんな状況になっていると言える。

今は何らかの犯罪を行うと、それが報道されて全国に知れ渡ることもよくあるからね。」

「何らかの悪い評判は瞬く間に多くの人たちの耳に入ってしまう。

そういう世の中だ。

ただ、悪い評判が嘘であっても同じ状況になりやすいから、開いた口には戸は立たぬという状況なんだ。」

悪事千里を走ると開いた口には戸は立たぬは微妙な違いがある

悪事千里を走ると開いた口には戸は立たぬはどちらも悪い評判などは一気に世間に広まってしまう、多くの人たちに知られてしまうという意味の言葉です。

しかし、開いた口には戸は立たぬについては、そういう状況は防ぐことが難しいという意味合いが込められているので、若干意味の違いがあるのです。

そこを理解しておく必要があります。

最新の記事はこちらから