「国土」と「領国」の違い・意味と使い方・由来や例文

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国土は「ある国家が管轄する範囲の地域や土地のこと」。

国の領地という言い方ができ、特定の国には特定の管轄地域が決まっており、それを国土と表現します。

この点においては、国同士でトラブルになることもしばしばあります。

領国は「領主や地主によって私有され、支配権が行使されている土地のこと」。

特定の存在が管轄しているという意味では国土と同じですが、領国は国ではない存在が主体となっています。

「国土」の意味

国土とは、ある国家が管轄する範囲の地域や土地のことです。

国が統括することができる土地を指しているので、基本的にはその範囲内の土地は自由に使うことができません。

国の意向があって、その中における自由に留まるという言い方になるでしょう。

私たちは基本的に国土の中で生活をしていますが、この国土は国が管理している状況と言えます。

「領国」の意味

領国とは、領主や地主によって私有され、支配権が行使されている土地のことです。

現代ではあまり使われない言葉です。

日本史において、こういった用語が登場しており、そういう場面では割と見聞きする状況となるでしょう。

国ではなく、領主や地主という点がポイントになりますから、そこが国土との違いになると評価できます。

「国土」と「領国」の用法や用例

「国土が広い国と違って、日本は大分狭いと感じられることがある。

島国であるという部分も関係しているかもしれないが。

その中に1億人いじょうがいるわけだから、狭いのも無理はないか。」

「昔の日本では領主という存在がいて、彼らが一定範囲を支配していた。

その範囲を領国と呼び、その中で人々が生活をしていたと言えるだろう。」

国土と領国は支配する主体が違う

国土は国が特定の範囲の土地を支配することで、領国は領主や地主といった存在が特定の範囲の土地を支配していました。

だから、両者は支配する主体となっている存在に違いがあると言えるでしょう。

領主や地主は国ではないですから、そこは両者を区別できるポイントになります。

でも、現代では領国という表現はほぼ使わないでしょう。

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