「紫蘇シソ」と「大葉」の違い・意味と使い方・使い分け

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紫蘇とはシソ科シソ族の植物の事を指し、その色の違いから(赤)シソと(青)シソの二つに大別される。

そのうち赤シソの事を一般的に「紫蘇シソ」と呼び梅干しなどの着色料に使用される。

一方で「大葉」とは青シソの葉のみの部分を指し、主に刻んで薬味などとして食用に供用される。

青シソのうち食用にされるのは主に薬味として葉が使用されるため「大葉」という名称で市場に出回ったために、青シソの葉の部分のみが通称「大葉」として呼ばれるようになった。

「紫蘇シソ」の意味

紫蘇とは赤シソ、青シソの双方を含めた植物を示す。

茎、葉、花の形状はほぼ同じだが色素の色が「赤」か「緑」か異なるのみである。

その中でも赤紫蘇は梅干しの着色料として利用され、梅の実とともに塩漬けされる事により独特な赤い色と風味を醸し出す。

青紫蘇は主に緑色が鮮やかな葉が「大葉」として食用に供用される。

また青シソドレッシングとしても知られるようにさわやかな香りづけとしても使用される事がある。

また、赤紫蘇、青紫蘇ともに花が咲く前に「紫蘇の穂」ができ、天ぷらとして食用にされる事が多い。

「大葉」の意味

紫蘇の部位の中でも青紫蘇の葉の事を「大葉」と呼んでいる。

かつては茎や葉を含めた植物全体を青紫蘇として呼んでいたが、青紫蘇の葉が市場で流通するようになった昭和36年から静岡のつま物生産組合より「大葉」という名称が出来、現在は「大葉」という名称が浸透し広く呼ばれるようになったと言われている。

この「大葉」」は中部地方から西日本にかけての日本海側で主に呼ばれている名称である。

「白蘇」の意味

白蘇とはエゴマの事を示す。

エゴマは紫蘇と同様にシソ科シソ属の植物であり主に現在は食用油を搾る植物として知られている。

江戸時代には灯り用の燃料としてエゴマの油が使用されていた。

エゴマの事を白蘇と呼ぶのは同じシソ属であるという事と、かつて中国でその葉を干して白くして薬として使用していた事から白蘇葉、白蘇と呼ばれるようになったと伝えられている。

また、イタリア料理でおなじみの「バジル」も同じシソ科の植物で紫蘇同様に独特の風味を持つ。

紫蘇という名称

紫蘇という名称は昔の中国で食中毒になり死にそうであった人に対し、シソの葉を煎じて飲ませたところ生き返ったという事から「紫色」をした葉を飲んだら「蘇生」したという事にちなみ「紫蘇」という名称となったと伝えられている。

中国や韓国では古くから漢方薬としても使用されてきた歴史がある。

薬として使用されてきた歴史がある一方で食用にも香りづけ、色漬けの食材として使用されるようになり、現在日本では梅干しの赤い着色をする部材として、また、青紫蘇は主に薬味として使用されるようになりその位置づけが定着している。

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