外道は「人の道を踏み外すこと、仏教以外の宗教のこと、または、釣りで目的以外の魚を釣ること」。
「邪道」と言い換えると分かりやすい。
非道は「道理にはずれたこと、人としてあるまじきひどい行いのこと」。
「極悪」と言い換えると分かりやすい。
「外道」も「非道」も人として行ってはいけないことを行なうことやそのような人を言います。
「外道」は仏教由来
「外道」は仏教由来の言葉になり、「外道」に対峙する言葉は「内道」になります。
「内道」は仏教の教えの道で、それから外れたことは「外道」となるのです。
転じて、一般的には「人の道を踏み外した行為を行なうこと、又、そのようなことを行なう人」のことを意味します。
また、釣りでは「目的の魚以外」を「外道」と呼びます。
「非道」は残酷なこと
「非道」は戦争などで行われる残虐行為のことです。
人の道に外れた行為で、戦争自体「非道」と言えますが、戦地で行われる残虐行為も「極悪非道」と言えます。
戦争遂行者は極悪人であり、行われることは「非道」そのものなのです。
「非道な振る舞い」「理由や目的は言い訳で戦争はすべて非道な行いになる」などと使います。
「外道」と「非道」は似た
「外道」は人の道など道徳的なことから外れた人などを言いますが、「非道」はそのような行為がもっとひどくなったことを指します。
「外道」は邪悪なこと、「非道」はひどいこと、残酷なこと、つまり殺人のことを言います。
「非道」を働く者はすなわち「外道」なのです。
近い言葉で「邪道」がありますが、本来の道ではないやり方を意味します。
「外道」と「非道」とは
「外道」は仏教の「内道」の反対語で、「げどう」と読みます。
人の道に反すること、反道徳的なこと、邪悪なことなどを行なう人を蔑んだ言葉になります。
「犯罪者や暴力団員などは外道の典型と言える」「クロダイを釣ろうとしたのに外道のイワシも結構掛かった」。
「非道」は極悪非道と言う言葉の通り、例えば戦争犯罪や戦地での残忍な殺人行為のことを言います。