糊塗は「曖昧な取り繕いをしたり、一時しのぎに奔走すること」。
なんとかしてその場を誤魔化そうとする、取り繕うことに努めるという意味で使っていきます。
やや難しい言葉ですが、たまに見聞きする可能性は高いです。
泥縄は「何らかの出来事が起きてから、慌ててその対策をしようとする状況のこと」。
そういった状況を揶揄するような言葉であると言えるでしょう。
「糊塗」の意味
糊塗とは、曖昧な取り繕いをしたり、一時しのぎに奔走することです。
基本的には一時しのぎという意味で使われやすく、場当たり的な対応をするだけで、何ら根本的な解決には至っていないという意味で使っていくのです。
したがって、批判的な意味合いを込めて使用されることが多いと言えるでしょう。
やや難しい表現と評価できます。
「泥縄」の意味
泥縄とは、何らかの出来事が起きてから、慌ててその対策をしようとする状況のことです。
本来は前もってそういう状況を想定しておくべきだったのに、そういう想定ができずに、問題が発生してから対策を施すという場当たり的な対応に対して使われます。
こちらも批判的なニュアンスを込めて使用することがあると評価できるでしょう。
「糊塗」と「泥縄」の用法や用例
「今回みたいな糊塗なやり方では万全とは言えない。
あくまでも一時しのぎをしただけだからな。
根本的な問題を解決する必要があるから、そこに関して頭に入れておくように。」
「泥縄のような対応の仕方では意味がない。
理想は問題発生の以前から問題が起きるかもしれない想定をしていくことだ。
そういう認識を常に持っておいてほしい。」
糊塗と泥縄は一時しのぎや場当たり的な対応を指す言葉
糊塗と泥縄はどちらも何らかの問題が起きたときに、根本的な解決を図るのではなく、一時しのぎや場当たり的な対応をするという意味で使っていきます。
したがって、意味はやや似ていると言えるでしょう。
でも、糊塗に関してはちょっと難しい表現と言える可能性があるので、使用される機会はそこまで多くはないと思われるのです。