「面折廷争」と「諤諤之臣」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

面折廷争は「君主の面前で臆することなく、大胆に諫めること」。

身分の違いなどを気にすることなく、自分の主張をきちんとぶつけるという意味で使用していく言葉です。

諤諤之臣は「自分が正しいと思うことをはっきりと直言する人のこと」。

遠慮しないで相手に対して言い放つという意味なので、面折廷争にかなり近い意味を持っている言葉と言えるでしょう。

「面折廷争」の意味

面折廷争とは、君主の面前で臆することなく、大胆に諫めることです。

通常であれば、言いたいことをそのまま言えないような相手に対して、きちんと忠告することができる状況を指して使います。

君主に対して使うとなっているものの、実際は君主以外の相手に対しても使用することができるので、そこは知っておくといいでしょう。

「諤諤之臣」の意味

諤諤之臣とは、自分が正しいと思うことをはっきりと直言する人のことです。

どういった相手に対してかという部分は特に決まっていませんが、自分が正しいと思ったこと、伝えるべきと思ったことは縁力なく話すような人に対して使われます。

そういった人に対する評価は分かれがちで、賛否両論になる可能性が考えられるでしょう。

「面折廷争」と「諤諤之臣」の用法や用例

「立派な君主を作るには、面折廷争の精神が必要だ。

君主の周りを固める人材が、いかに君主に対して遠慮しないかが重要と言えるだろう。

君主を甘やかしてしまっては、能力が落ちる一方だろうし。」

「諤諤之臣と言えるような人間は貴重だ。

多くの人たちは空気を読んでしまうから。

だから、そういう能力がある人材は大事にしないといけない。」

面折廷争と諤諤之臣は言いたいことを言う能力を持った人に対して使う

面折廷争と諤諤之臣はともに自分が言うべきと思ったことをきちんと言える、注意できるような人間を表しています。

面折廷争の場合には、そういった行為自体を指して使うこともありますが。

ともに一種の能力と評価できるような部分であり、世の中では稀な、なかなかいない存在という見方ができます。

でも、これらの言葉はあまり有名ではありません。

最新の記事はこちらから