ひとりでには「他の力が一切加わっていないはずなのに、自然に何かが起きること」。
傍から見れば、非常に不思議な現象として捉えられる可能性が高いですが、たまにこういった光景は見られます。
勝手には「自分の判断のみで物事を進めていくこと、意図しないで何らかの状況が発生すること」。
後者の意味についてはひとりでにとほぼ同じと言えます。
自分の知らないところで何かが起きた際に使っていくのです。
「ひとりでに」の意味
ひとりでにとは、他の力が一切加わっていないはずなのに、自然に何かが起きることです。
意図しないで何らかの現象が起きたようなシーンで使っていきます。
誰かの行為によって実際は起きている場合もありますけど、それを認識できなければ、人間以外の力によって特定の出来事が引き起こされたと思ってしまう人もいるはずです。
「勝手に」の意味
勝手にとは、自分の判断のみで物事を進めていくこと、意図しないで何らかの状況が発生することです。
どちらの意味でも使いますけど、後者についてはひとりでにの意味にかなり近くなっています。
人間の力が加わっていないのに、何らかの現象が自然と起きている、そんな風に見えるときにもこの勝手にという言葉を使っていくのです。
「ひとりでに」と「勝手に」の用法や用例
「ろうそくにひとりでに火がつく現象を見たことがある。
あれがマジックとかじゃないなら、一体何が理由なんだろうか。
怪奇現象としか言いようがないんだよな。」
「機械が誤作動すると、勝手に命令を無視して謎の行動を始める。
人間でも同じようなことはあるけど、機械も結局ときにはミスをするということなんだ。
絶対に信用できるわけではない。」
ひとりでにと勝手には同じ場面で使える言葉
ひとりでにと勝手には人間が意図しないような、謎の現象が発生するといった意味で使うことができる言葉です。
したがって、両者は同じようなシーンにて使っていくことができます。
でも、勝手には自分の判断のみで物事を進めていくときにも使用できるので、こういった意味とは全く違う意味として使用できるため、そこも覚えておきましょう。