「激痛」と「鈍痛」と「疼痛」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「激痛」は、激しい痛みのことです。

英語では「an acute pain」「a sharp pain」「a severe pain 」で表されます。

「胃に激痛を感じる」は「feel an acute pain in one’s stomach」「feel an stab of pain in one’s stomach」です。

「鈍痛」は、鈍い痛みです。

英語では「a dull pain」で表されます。

「鈍痛がする」は「have a dull pain」「have a dull ache」です。

「疼痛」は、ずきずき痛むことです。

うずくことです。

英語では「a sharp pain」で表されます。

「激痛」の意味

「激痛」は、激しい痛みのことです。

以下のように使います
突如、腹部が激痛に襲われた 激痛が走る。

胃に激痛を感じる

<激・痛の漢字>
「激」
字義は「はげしい」「感情が高ぶる」「はげます」「水をさえぎる」「きよい・明らか」です。

解字では、「水+?」で構成されます。

「?・きょう」の部分は「うつ・たたく」を表します。

字義は「水が岩などにあたった様子」を表し「激しい」を意味します。

「痛」
字義は「いたむ」「いたみ」「いたましい」「いたい」「いたく・はげしく」です。

解字では、「?+甬」で構成されます。

「甬・とう・よう」の部分は「つきぬける」を表します。

これにより「体を突き抜けるような痛み」を意味します。

「鈍痛」の意味

「鈍痛」は、鈍い痛みです。

激しくはないが、重苦しく続く痛みをいいます。

以下のように使います
胃に絶えず鈍痛がある 背中に鈍痛を感じる

<鈍の漢字>
字義は「にぶい」「にぶる」「かたくな・がんこ」です。

解字では、「金+屯」で構成されます。

「屯・とん」の部分は「頓」に通じ、「つまずく」を表します。

これにより「つまずくように切れ味の悪い金属」を表し「にぶい」を意味します。

「疼痛」の意味

「疼痛」は、ずきずき痛むことです。

うずくことです。

また、その痛みです。

「傷口に疼痛を感じた」のように使います。

<疼痛外来>
「ペインクリニック」のことです。

主として慢性で頑固な各種の疼痛・自律神経疾患などに対して、神経ブロックを行って治療する診察部門を指します。

神経ブロックには、三叉神経ブロック・腕神経叢ブロック・星状神経節ブロックなどがあります。

「激痛」は 激しい痛みのこと、「鈍痛」は 鈍い痛み、「疼痛」は、 ずきずき痛むことです。

「激痛」「鈍痛」「疼痛」は、類語です。

「痛痒」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「程度・状態によって分けた痛みの種類」です。

「激痛」は、急に来る激しい痛みをいいます。

「鈍痛」は、多くの場合、鈍く重苦しい痛みが持続します。

「疼痛」は、ずきずきとうずくような痛みをいいます。

「痛痒」は、痛みとかゆみです。

「なんの痛痒も感じない」のように使います。

「何の影響も受けない」という意味です。

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