しらばっくれるは「特定の事実をどう考えても知っているはずなのに、知らない振りをすること」。
記憶にないとか、そういった態度をとるときに使います。
自分にとって不都合な真実を隠したいときに周りが使うことが多いです。
しらを切るは「わざと知らないふりをしたり 何くわぬ顔をすること」。
特定の事実を知っているのに知らない状況を装うので、意味はしらばっくれると同じです。
「しらばっくれる」の意味
しらばっくれるとは、特定の事実をどう考えても知っているはずなのに、知らない振りをすることです。
知っているけど、それを知っていることを自白すると自分にとって都合が悪いケースにおいて、そういう態度をとります。
ただ、しらばっくれるという言葉は第三者が使うことが多く、自分ではまず使いません。
したがって、そこは大きなポイントになってくると思われます。
「しらを切る」の意味
しらを切るとは、わざと知らないふりをしたり、何食わぬ顔をすることです。
知らないふりをするという点においては、しらばっくれると同じです。
何食わぬ顔をするという意味もあるので、隠し事なんかしていないという雰囲気を装うという点も特徴になってきます。
しらばっくれるとほぼ同じ場面で使用できる言葉なので、区別しづらいです。
「しらばっくれる」と「しらを切る」の用法や用例
「お前は恐らく今回の事件の犯人を知っているはずだ。
完全に顔に出ている。
しらばっくれても無駄だ。
長年刑事をやっていると、勘で嘘をついている人間が分かるんだよ。
「今回のいたずらをしたのはお前だろ。
いやいや、何しらを切ろうとしているんだよ。
お前がやっているところを見たって奴がいるんだよ。
もう言い逃れはできないぞ。」
しらばっくれるとしらを切るは同じような意味
しらばっくれるとしらを切るはどちらも特定の事実を知っているのに、知らないふりをするという意味であり、同じような意味であると評価できるでしょう。
したがって、両者は使用する場面はだいたい同じであり、特定のシーンにおいてはどちらを使用しても構わないと言える状況が多々あるのではないかと思われるので、そこは理解しておいてほしいです。