「通知」と「通告」と「通達」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「通知」は、必要な事柄を関係者に知らせることです。

英語では「notify」「a notice」「a notification」「inform」「information」で表されます。

「会社からの採用通知」は「a notice of one's employment by a company」「a letter of appointment from a company」です。

「通告」は、決定事項などを正式に告げ知らせることです。

英語では「give notice」「a notice」「a notification」で表されます。

「最後通告」は「a last notice」です。

「通達」は、上級機関が所管の機関・職員に対して発する指事の通知をいいます。

英語では「an official notice」「send notification」「receive notification」「a circular」で表されます。

「回状」という意味の場合「a circular」を用います。

「財務省通達」は「an official notice from the Ministry of Finance」です。

「通知」の意味

「通知」は、告げ知らせることです。

「知らせ」です。

必要な事柄を関係者に知らせることです。

以下のように使います。

高校合格の通知が届く 採用通知
転居通知 通知表 通知簿 通知預金

<法廷用語の通知>
特定の人、または不特定多数の人に対し、特定の事柄を知らしめる行政庁の行為です。

法律により一定の法律効果が付されている行政行為です。

「納税の督促」や「代執行の戒告」は通知されます。

「通告」の意味

「通告」は、決定事項などを正式に告げ知らせることです。

「通知」と同じ意味です。

以下のように使います。

国交断絶の通告をする 通告処分
ストライキ決行を通告する 最後通告
納税の通告を受ける 解雇の通告を受ける

<通告の類語>
「案内」は、「知らせ」「通知」に近い意味ですが、何か良いことを教えてくれる場合や、良いことへの参加・出席などを呼びかける場合に限られます。

故に、「葬式の通知」とはいっても「葬式の案内」とは言いません。

「通牒」は、「通達」の古い言い方です。

特に、国際法上、「国家から国家へ一方的に意思表示する時の文章」の意味で用います。

「報・ほう」は、「知らせ」の改まった言い方です。

緊急、あるいは思いがけない情報をいいます。

すなわち、ニュースに近い情報を指します。

「通達」の意味

「通達」は、以下のような意味です。

①とどこおりなく通ることです。

②深くその道に達することです
③告げ知らせることです。

特に、上級機関が所管の機関・職員に対して発する指事の通知をいいます。

「通牒」と同じ意味です。

以下のように使います。

法令執行を通達する スペイン語に通達する
文部省通達 次官通達 官舎立ち退きの通達を受けた

「通知」は 必要な事柄を関係者に知らせること、「通告」は 決定事項などを正式に告げ知らせること、「通達」は、 上級機関が所管の機関・職員に対して発する指事の通知をいいます。

「知らせ」「通知」「案内」「通告」「通達」「通牒」「報・ほう」は、類語です。

共通する意味は「ある事柄を相手に知らせること、また、その文書や言葉など」です。

「知らせ」は、最も一般的な言葉です。

さまざまな情報を広く伝える時に用います。

「通知」は、公私ともに使います。

「通告」は、公に決まったことを正式に文書などで知らせることです。

通告を受けた者は、それなりの態度を決定しなければなりません。

「通達」は、役所からものを指します。

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